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「メジャーで戦えないことはない」
手応えをつかみ、「全米オープン」出場を目指す
久常涼

Text & Photo/Eiko Oizumi

最終日の前半は、バーディを1つ獲ったものの、1ダブルボギー、2ボギーとスコアを落とし、通算1オーバーの37位タイでホールアウトした久常涼。

 「全米プロ」初日に68をマークし、4アンダーの9位タイで発信した久常涼は、2日目に71(3アンダー・17位タイ)、3日目に72(2アンダー・23位タイ)、最終日に74(1オーバー)と徐々に順位を下げ、37位タイで終了した。松山英樹、金谷拓実、中島啓太の3人も出場していたが、唯一日本人で予選通過を果たしたのが久常。孤軍奮闘、最後まで戦い抜いたが、思うようにスコアを伸ばすことができなかった。

「去年と今年は、ずっと予選ラウンドで雨が降り、グリーンが柔らかい状態だったのが、今年の最終日はすごく硬くなって、そこでちょっと気持ちが途切れてしまったのが残念。でも戦えないことはないという手応えは少し感じてた部分ではあるので、『全米オープン』に出られるようにまずは頑張りたい」

 「全米プロ」の後は、「チャールズ・シュワブチャレンジ」「RBCカナディアンオープン」に出場する予定で、その間に「全米オープン」の予選会も控えている。

「対応力も必要だし、こういう舞台に場馴れも必要。こんな下の順位で終わったので、体は元気。来週以降も連戦して頑張りたい」と言い、22歳の久常はコースを後にした。

最終日、最終ホールのパーパットを沈める久常。フロント9は38とスコアを崩したが、バック9はオールパーで耐えた1日だった。

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