Text/Eiko Oizumi
Photo/Getty Images

決勝ラウンドに入り、2組目でスタートした松山は、3番でダブルボギーを叩いたものの、その後5つのバーディを奪い、通算2アンダーとして51位タイから、34位タイまで順位を上げた。
3番ホール・パー3(181ヤード)は、砲台グリーンとなっているが、グリーン右横のラフにつかまり、そこから打った2打目のアプローチショットがグリーンの左下へ。3打目でグリーンをとらえて、2パットのダブルボギーとなった。だが、4番、5番で2連続バーディを奪い、ダブルボギーをすぐに帳消しにしたのはさすがだ。
「フェアウェイキープは、昨日の方がよかったし、バーディの数も昨日と同じだった。もう少しいいショット、いいパットができれば、トップ10くらいにはいけると思うので、そこを目指して頑張ります」
昨日は、大学の後輩の金谷拓実がメジャー13試合目で予選通過を果たしたが(自身2回目の予選通過)、松山と同じスコアで上がったため、「金谷と同じ組みで回れるかも」と楽しみにしていた。だが、同じスコアで回っていた河本力が終盤にスコアを伸ばしたため、組み合わせがずれ、金谷と松山は1組違いの組で回ることになった。
「昨日は(ラウンド後に)会うことはなかったけど、よかったねと言いました」
予選通過に苦しむ後輩を、過去6年間見てきた松山にとっても、金谷の予選通過は嬉しい出来事だったに違いない。