Text/Eiko Oizumi
Photo/Yoshitaka Watanabe
「ISPS HANDA夏に爆発どれだけバーディー取れるんだトーナメント」が、北海道苫小牧市の御前水ゴルフ倶楽部で開幕し、初日、ニュージーランド出身のデンゼル・イエレミアが、通算9アンダーで今平周吾、池村寛世とともに首位と１打差の2位タイにつけた。
「今日は最初から最後まで、いいプレーができた。ラフがきつく、コースが狭いので、フェアウェイキープがカギ。距離はそんなに長くないので、ドライバーを打つ機会は少ない。本当はドライバーが得意だけど、4番アイアンか5番ウッドでいいショットを打っていかないといけないね。そしてセカンドショットでしっかり狙っていく。コースの状態もよく、２イーグルを取れた」
8番、18番で２つのイーグルを取り、５バーディーのボギーフリーラウンドに、満足げな表情を浮かべたイエレミア。日本の試合に出場するのは今大会で3度目で、2019年「アジアパシフィック・ダイヤモンドカップ」では4位タイに入っている。
「日本に来れて嬉しい。日本の食べ物も人も大好きで、日本のバーベキューやスープカレー、とんかつやラーメンも好き。ラグビーをしている友人が札幌にいるので、観にきてくれるかもしれない」
今回は、「ニュージーランドオープン」とJGTOとの取り決めにより、推薦枠の１選手として来日したイエレミア。通常はアジアンツアーを主戦場に戦い、現在、アジアンツアー賞金ランキングで23位だ。今年は「インターナショナルシリーズ・モロッコ」で3位、「ニュージーランドオープン」で29位タイに入っている。大好きな日本で初優勝を飾れるか。
