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「ゴルフ人生で一生忘れられないくらいの
ミスショット」     中島啓太

Text & Photo/Eiko Oizumi

最終ホールの2打目を打つ中島啓太。

  「DPワールドツアー選手権」終了時点で、レース・トゥ・ドバイランキングのトップ10(有資格者を除く)に入れば、来季のPGAツアーの出場権を得られる中島啓太。先週の「アブダビHSBC選手権」終了時点で9位とギリギリの位置にいるが、「DPワールドツアー選手権」2日目を6バーディ、3ボギーの69で回り、通算5アンダーの17位タイに浮上した。

 昨日は「ティーショットが荒れていた。自分がいいティーショットを続けていければ大丈夫だと思う」と語っていた中島だが、第2ラウンドの16番ホールでは、160ヤードの2打目を池に入れてしまうという痛恨のミスが出た。

「9番アイアンでガッツリ打てば奥の池があるし、46度のウェッジだとうまく打たないといけないし、ちょっと微妙だったが、9番で打ったら緩んでしまった。これはゴルフ人生で一生忘れないくらいのミスショットだった」と振り返った。

 ドライバーショットも「昨日よりは良くなっているが、まだ曲がっている。パー5でフェアウェイにいなかったりとか、噛み合ってないですね」

 緊張感の中でショットを打つと、体が動きすぎてしまうというクセがあるという中島は、今週、岩本肇コーチを帯同してスイングを見てもらっている。それでも「この緊張感とかアドレナリンとか、その中でなかなか難しいが、あと2日あるんで、最終日に一番いい状態になればいい」と語る。

 長い2025年シーズンもあと2日。最終日を終えた時にはさらに上位に入り、PGAツアー行きを確定させたいところだ。

最新ドライバー(テーラーメイド Qi4D)を使用して、ティーショットを放つ。
16番ホールでは、2打目を池に入れ、痛恨のボギーを叩いた中島。ボギーパットを沈めてこの表情。

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