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LIVゴルフへの道は
他の選手の成績次第となった浅地洋祐

Text & Photo/Eiko Oizumi

2日間の予選ラウンドを終え、通算2オーバーの97位タイで予選落ちをした浅地洋祐。

 アジアンツアーの高額賞金シリーズ「インターナショナルシリーズ」の最終戦、「PIFサウジインターナショナル」がサウジアラビア・リヤドのリヤドゴルフクラブで開催され、大会前にはインターナショナルシリーズランキング2位につけていた浅地洋祐が、2日目もスコアを伸ばすことができず、通算2オーバーの97位タイで予選落ちを喫した。

「すべてが噛み合わなかったですね。ショットもパットも……。シンガポールで優勝した時とは、スイングのリズムや感覚が違いました。パー5で4つもボギーを叩いてしまって、その時点で厳しいですよね。初日はアンラッキーなこともありましたが、2日目も噛み合わなかった。予選落ちしたので、2位までに入るかどうかは他の選手次第ということになりますが、今週のプレーでLIVに行くには、ちょっとおこがましいプレーでしたね。ピンに真っすぐ飛んでも、5ヤード手前とかオーバーとかみたいなのが多かったので。帰国したらカシオもJTも出場しますが、ちょっと調整したいです」

 今シリーズで今大会終了後、2位までに入ると、来季のLIVゴルフ出場権を獲得できる。前週までの段階で1位はスコット・ビンセントで325.59ポイント、2位は浅地洋祐で285.30ポイント、3位はミゲル・タブエナで232.28ポイントとなっているが、「サウジインターナショナル」の優勝者には324ポイントが与えられるため、ビンセントやタブエナの成績次第では、10位の比嘉一貴(160.87ポイント)、18位の杉浦悠太(93.70ポイント)らにも十分可能性が残っている。

 LIVゴルファーは除外されるが、LIVゴルファーでも今年の成績でロックゾーン(24位以内)に入っている選手以外は、まだ来季の出場権が確定していない選手も多いため、2位までにロックゾーン以外の選手が入った場合、その権利を駆使して来季の出場権を得る必要があるのか、その必要なく下位の順位の選手に権利が繰り下がるのかは不明だ。これは、34位(オープンゾーン)の香妻陣一朗にも言えることであり、LIVゴルフの来季の出場者が発表されていないだけに、未知数も多い。

現在、インターナショナルシリーズランキングで1位のスコット・ビンセント。以前は香妻陣一朗とともに、「アイアンヘッズGC」のメンバーとしてLIVゴルフで戦っていた。2日目を終えてトップと6打差の12位タイにつけている。
3位のミゲル・タブエナは、通算7アンダーの19位タイで予選通過。タブエナの成績が、浅地の来季を左右する可能性が、非常に高い。

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