Text & Photo/Eiko Oizumi

今月初旬のJGTOツアー「ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント」で優勝した杉浦悠太が、「PIFサウジインターナショナル」に出場。2日目を6バーディ、ノーボギーの65で回り、9位タイに浮上した。
「今日はロングパットも入ってくれた。昨日はボギーにしちゃったところもあるんですが、今日はグリーンを外して深いティフトン(芝質)のところでもうまく打てて、外す場所がまずよかったというのはありますね。アプローチもよかったし、全体的に良かったです。ここまではいいプレーができてるんで、あと2日間はLIVの強い選手たちと回っていいプレーができるように頑張りたい」
杉浦にはインターナショナルシリーズランキングで2位までに入って、来季LIVゴルフに行きたいという狙いはない。彼はこの試合が終わった後にいったん帰国し、米ツアーの予選会に出場することになっている。だが、暖かいところで、LIVゴルフの強豪揃いのインターナショナルシリーズの試合で戦いたい、というのがもともとの目論見。ホアキン・ニーマン、ダスティン・ジョンソン、セルヒオ・ガルシアらは予選落ちをしたものの、上位の顔ぶれを見れば1位のケイレブ・サラット、2位のトーマス・ピータース、3位のアンソニー・キム、ホセレ・バレステル、ティレル・ハットン、6位のエイドリアン・メロンク、ディーン・バーメスター、ジェイソン・コクラック……とLIV勢が独占している。2日目までにトップ10入りしている選手で、LIVゴルファーでないのは、杉浦を含めて3人だけだ。
3日目は、現在インターナショナルシリーズランキング1位で、日本でもおなじみのスコット・ビンセントとプレーすることになっている。杉浦の期待する“強いLIVゴルファー”との組み合わせではないが、比較的プレッシャーを感じることなく、いつも通りのプレーがしやすい組み合わせなだけに、3日目も思い通りのゴルフを展開し、スコアを伸ばしにいきたい。そして最終日は“強いLIVゴルファー”を相手にリーダーボードの上位で戦い、米ツアーの予選会への自信に変えたいところだ。
なお、今大会に出場している日本勢のうち、杉浦の他、香妻陣一朗、比嘉一貴は通算2アンダーの58位タイで予選通過。浅地洋祐、池村寛世は予選通過ならなかった。





