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南アフリカのドラコンチャンピオンに教わった
飛ばしの技術を駆使して首位タイに立った
ディーン・バーメスター

Text & Photo/Eiko Oizumi

3日目を終えて、ケイレブ・スラットとともに通算17アンダーで首位に並んだディーン・バーメスター。

 南アフリカのLIVゴルファー、ディーン・バーメスターが、3日目を7バーディ、ノーボギーの64をマークして、アメリカのLIVゴルファーのケイレブ・スラットと並び、通算17アンダーの首位タイに浮上。バーメスターはこの日ショットが冴え渡り、特に18番ホールのパー4を、1オンさせて最終ホールのバーディーにつなげた。

 バーメスターはこの前週、南アフリカのロングドライブイベント(ドラコンイベント)に参加したが、その際出会ったドラコンチャンピオンから飛ばしのアドバイスを受けたといい、そのアドバイスのおかげで飛距離アップにつながり、18番ホールの1オンにつながったと語った。

「あれはおそらく、これまでで一番強くティーショットを振ったと思う。ドラコンチャンピオンから学んだいくつかのことが、今日うまく活かせて最高だった」

 さらに彼は、その競技で2位に入ったことにも触れ、「股関節の可動域や回旋、それほど強振している感覚がなくても、スピードを生み出す方法を学んだ」と明かした。

 昨年の今大会でプレーオフで敗れて2位になったサラットは、5バーディ、2ボギーの68で回り、首位をキープ。ラウンドを振り返って「いつも最高の状態とはいかないものだけど、良かったと思う。スタート直後はほとんど悪いショットは打っていないけど、ベストとは言えなかった。今日は2〜3オーバーでじわじわ後退し、優勝争いから脱落する可能性もあったけど、なんとか耐えることができてとても誇りに思う」と語った。

 また、3位には1打差の16アンダーでホセレ・バレステル、通算13アンダーの4位タイには、リチャード・ブランド、エイドリアン・メロンク、アンソニー・キムとLIVゴルファーの名前が並ぶ。また、通算12アンダーの7位タイには杉浦悠太、スコット・ビンセント、キャメロン・トリンガーレ、ダンタイ・ブーンマ、チェ・スンビンの5人が並んだ。

 今シーズンのLIVゴルフを持って、ワイルドカード枠の契約が終了したアンソニー・キムは、インターナショナルシリーズランキングで2位以内に入り、再び来季もLIVゴルフで戦うことを目指している。

「8ヶ月前なら76を打って、不要なドライバーショットを振ってミスを重ねていたと思う。今は自分が成長しているのがわかる。もちろんもっといいスコアを出したかったけど、今日は持てる力をすべて出したし、明日も同じようにやるだけ」

 インターナショナルシリーズランキングは、明日の最終日の大会後に決まる予定で、上位2名が来年のLIVゴルフの出場権を獲得する。ランキング首位のスコット・ビンセントも現在7位タイと好位置につけているが、「明日のチャレンジが楽しみだし、できるだけ楽しもうと思っている。ゴルフはこれまでずっといい感じだから、その流れに乗って続けたい。必要以上に考えすぎずに、自分のゴルフをするだけ。どう転んでも自分にとってプラスになるから」と、前向きな姿勢で明日の最終日に臨む。

3日間で62、66、68をマークし、通算17アンダーのケイレブ・スラット。
今年からLIVゴルフ入りした、ホセレ・バレステルは通算16アンダーで単独3位。
今年のLIVゴルフ開幕戦「サウジ大会」は、リヤドGCで開催されたが、そこで初優勝を飾ったエイドリアン・メロンク。コースとの相性の良さは、今大会でも披露されている。通算13アンダーの4位タイにつけている。
今季まで、LIVゴルフのワイルドカード枠として出場していたアンソニー・キムは、現在通算13アンダーの4位タイ。

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