Text & Photo/Eiko Oizumi

大会2日目、5バーディ、2ボギーの「69」をマークし、通算8アンダーでホールアウトしたISPS契約選手の鍋谷太一。首位の岡田晃平、J・マッケンジーに1打差の3位タイにつけた。
「今朝は風がなく、昨日よりプレーしやすかったですね。ただ、ピンポジションはタフだったので、パーオン率を高く保つことが大事でした。今週はロングパットの調子もいいので、その余裕がプレーにつながっていると思います」
今大会では、鍋谷のほかに藤本佳則もISPS契約選手として上位につけている。
「やっぱり気合いが入りますね。半田(晴久)ISPS会長は世界で活躍されている方なので、自分も海外で活躍して、いい報告ができればと思っています。まだ36ホールありますが、去年にはなかった位置にいるので嬉しいです」
昨年は一度もトップ10入りがなく、打開策も見えない状態が続いたという鍋谷。堀尾研仁コーチに悩みを打ち明けたことで、状況が変わった。
「自分の中にしこりのようなものがあったんですが、それが解けました。堀尾さんの言っていることは変わっていないんですが、自分の受け止め方が変わったんです。できていると思っていたことが実はできていなかったと気づいて、初心に戻って練習できています」
スイング面では、自身のクセを修正する取り組みも進めている。
「テークバックでインサイドに入り、トップでアップライトになるクセがあるので、その反対の動きを意識しています。マシュー・ウルフっぽい動きを参考にして練習しています。ドライバーはまだ不安定ですが、アイアンは良くなってきているのでチャンスは作れています」
スイングはまだ完成形ではないが、初日のラウンド内容は「3〜4年ぶり」と言えるほどの手応えだったという。
「去年までは、あれもこれもという感じでしたが、今はやるべきことが一貫しています。それができればいいショットが出るので、もう悩む段階ではないと思っています」
自身が最も良かったと振り返るのは、2021年9月末から11月末までの期間。「自分のショットの全盛期だった」と語る。その感覚を取り戻すため、現在もスイング調整を続けており、完成度は「6割くらい」まで来ているという。
「あとドライバーのコントロールですね。今、ショートゲームはむしろ良くなっていると思います。去年できていなかったことが今はできているので、半信半疑ですが、挑戦できています」
課題は残るものの、迷いはない。今取り組んでいることを信じ、残り36ホールに臨む。





