Text & Photo/Eiko Oizumi
Photo/LIV GOLF

現在52歳のリー・ウェストウッドは、輝かしいキャリアの中で20カ国にわたり、通算44勝を挙げてきた。最後の優勝から6年が経ち、さらに手首の負傷から復帰したばかりの今、マジェスティックスGCの共同キャプテンは、キャリアでも屈指のパフォーマンスを締めくくる位置に立っている。
ウエストウッドは「LIVゴルフ・シンガポール」最終日を前に、ホアキン・ニーマンと並び通算10アンダーの首位タイで、最終ラウンドを迎える。このイングランド出身のベテランは、LIVゴルフで初めて最終日の最終組に入り、もし優勝すればリーグ個人戦の最年長優勝記録を更新することになる。
ウエストウッドは、難コンディションとなったセントーサGCで終盤4ホールのうち3つでバーディーを奪い、3アンダーの68をマークした後、次のように語った。
「4月24日で53歳になるんだ。もしその時点で勝てたら、たぶんキャリア最高の勝利になるだろう」
「どの優勝にも特別な思い出がある。でも、この年齢になってもまだ競争力を保ち、こういう大会で優勝争いができているというのは、自分を奮い立たせてきたこと、誰も見ていないところで積み重ねてきた努力や練習が正しかったという証明だ。彼らと戦えるだけのゲームをまだ持っているということだからね」

しかし、歴史を作る可能性を持って日曜日に臨むのは、ウエストウッドだけではない。ニーマンは昨季5勝を挙げたものの、今季は序盤ややスロースタート。それでもこの日は7バーディー、2ボギーの5アンダー66をマークし、一気にリーダーボードを駆け上がった。もし優勝すれば、ニーマンにとってLIVゴルフ通算8勝目となり、リーグ史上最多記録を他の選手より3勝多く更新することになる。
「今日は他の日と比べて信じられないくらいショットが良かった。頭の中で描いていた弾道の“窓”にボールを通すことができたんだ。すごく良かったよ。自信を持ってプレーできたし、多くのピンを攻めることができた」
ニーマンは、LIVゴルフで最終日を首位または首位タイで迎えるのが5回目。
そしてこれまでの4回は、すべて優勝している(2024年「マヤコバ大会」、「ジェッダ大会」、2025年「シンガポール大会」、「UK大会」)。もし今回優勝すれば、昨年に続き2連覇に成功した2人目の選手となる(1人目は、ブルックス・ケプカ/2022〜2023年「ジェッダ大会」優勝)。
「今この状況にいられるのは本当にいい気分だ。最初の3大会は結果としてはベストではなかったけれど、ゲームは確実に良い方向へ向かっていると感じている」
明日の最終日は、ほぼ倍の年齢のリー・ウエストウッドとともに最終組で優勝争いをするニーマンは、ウエストウッドとのラウンドについて、次のように語っている。
「リーはもちろん自分よりずっと年上で、ものすごい経験がある。本当に素晴らしいゴルファーで、偉大なキャリアを築いてきた。あまり一緒にプレーしたことがないので、明日が楽しみだ。昨年、彼は少し苦しんでいて、降格の可能性もかなりあったと思うが、それでもそこから戻ってきて、努力を重ねて、今の年齢でこれだけ長い間、努力を続けている。その姿を本当に尊敬している」
LIVで7勝を挙げている強豪の若手と、ツアー通算44勝を挙げてきた大ベテランの組み合わせに注目が集まること、間違いなしだ。
なお、ブライソン・デシャンボーは首位と1打差の3位タイ、ジョン・ラームは3打差の5位につけている。





