Text/Eiko Oizumi
Photo/Getty Images
第2ラウンドプレー中に、松の大木が倒れる事件が発生した。
ちょうど、今年で引退するラリー・マイズ、ミンウー・リー、オーストラリア人アマのハリソン・クロウが16番グリーンプレー中、突如、17番ティの左前の松の大木が3本倒れ、周囲のプレーヤー、パトロンたちを驚かせた。ラリー・マイズは、バーディパットのラインを読もうと腰をかがめたが、倒木の音と周辺の騒ぎに後ろを振り返り、プレーを中断してその事態を見守った。
2014年2月、歴史的な規模の氷雨の影響で、17番ホールのティから210ヤード先のフェアウェイ左サイドにあった「アイゼンハワーの木(高さ約20メートル・樹齢約100年)が倒れ、撤去されたことがあったが、今回もまた、同じ17番ティグラウンドのすぐ左前の30メートル超(想定)の松の大木が3本、強風の影響で倒れ、周囲にいたパトロン(観客)とプレーヤーたちは驚愕。パトロンの中には、下敷きを避けるため、倒木現場から走って逃げる者もいた。幸い、ケガ人はおらず、ティグラウンド上には選手もいなかった。周辺にいた関係者によると、
「みんながワァワァしはじめて、バキバキって音がしてゆっくり倒れた」とのことだ。雷雨による中断直前の珍事に、オーガスタは一時騒然となった。