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2021年「マスターズ」チャンピオンの松山英樹
2年ぶり2勝目ならず

Text/Eiko Oizumi
Photo/Augusta National GC

第4ラウンドを2バーディ、5ボギーの75でプレーした松山英樹は、通算2アンダーの16位タイで今年の「マスターズ」を終了した。

第3ラウンドを終えて、首位のブルックス・ケプカ(-11)に6打差に迫る5位タイ(-5)まで浮上した松山英樹。最終ラウンドもスコアを伸ばし、さらに上位にいくことが期待されたが、2バーディ、5ボギーの75とスコアを3つ落とし、通算2アンダー、16位タイに終わった。優勝したジョン・ラームとは10打差だった。

「ティーショットが良ければ、パッティングが良くなかったり、アイアンが良くなかったりとチグハグして、最後は両方ともうまくいかなかったという感じ」

 第3ラウンドを終えて6打差の5位タイにつけた時点では、2勝目のチャンスもあったが、

「最終ラウンドの前半で、2つ、3つ伸ばせていれば、上はなかなか独走するような感じではなさそうだと思っていたので……。なかなかうまくいかない」とコメント。リーダーボードにも一時、Matsuyamaの名前は上がっており、リーダーボードを見ながら「前半終わって5打差くらいだったので、11、12、13で取れれば」と思っていたそうだが、試合前から首の痛みもあり、手首にはサポーターも巻かれていたことを考えると「体の状態を考えれば、よくそこの位置(第3ラウンド終了後、5位タイ)にいられたな、というのと、最終ラウンドは思いっきり振れていたので、ただそのコントロールはうまく行かなかった、という感じですね」と語っていた。

「体が4日間、いい状態でプレーができていないっていうのが、やっぱり悔しいですけど、そこを早くいい状態で、練習も制限なくできるようにできれば、このちょっとした距離感とか、パッティングの練習ももっと時間を費やせると思うんで。まず体のメンテナンスを早くいい形にしたいな、と思っています」

 次回のメジャーは5月の「全米プロ」。「次のメジャーまでにしっかりと準備をして、勝てるように頑張りたいと思う」と誓った。

アイアンのショットの精度に定評のある松山だが、「マスターズ」では、パーオン率の4日間の平均が55.56%。一方、フェアウェイキープ率は、第1ラウンドで100%を記録し、1位に。4日間の平均では、85.71% で優勝したジョン・ラームと並び4位タイだった。

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