Text/Eiko Oizumi
Photo/JGA
世界56カ国の国と地域から、それぞれアマチュア代表3人が出場する「世界女子アマ・チーム選手権」が、8月下旬にフランスで開催。日本からは今年の「全米女子アマ」で優勝した馬場咲希(日本ウェルネス高校2年)、昨年の「アジア・パシフィック女子アマ」で優勝した橋本美月(東北福祉大2年)、上田澪空(共立女子第2高校2年)の3人の女子アマチュアが出場し、団体戦で3位に入る健闘を見せた。なお、個人戦では馬場咲希が通算6アンダーで4位に入り、上田澪空は通算1オーバーの16位タイ、橋本美月は通算4オーバーの28位タイに終わった。
【馬場咲希】(日本ウェルネス高校2年)
初めての「世界アマ」とフランスで、楽しかった。最終日は思い切って攻めるゴルフをしたいと、ピンを狙っていったが、なかなかうまくいかずにドライバーも曲がり、バーディチャンスにもつけられなかったのが悔しい。(今回からナショナルチームに入って)コースマネージメントを学んだ。ショットの精度はまだまだ伸びしろがあると思う。外国のゴルフが楽しくて、アメリカでプレーしたいと思っていたが、今回フランスに来てみて、アメリカ以外にも海外の他の試合や選手と一緒に回る楽しさも感じた。(2024年にはル・ゴルフナショナルがオリンピック会場となるが)オリンピックは夢の舞台なので、本当に頑張る!と思っている。ギャラリーの人にも2024年にここでやるから待ってるね、と言ってくれた。
【橋本美月】(東北福祉大2年)
4日間を終えて、悔しい方が大きいが、最後にチームにちょっとは貢献出来たのかなと思うので、いい終わり方は出来たと思う。アイアンショットが他のクラブよりも自信があったが、ショートゲームは課題。ナショナルチームのコーチ、ガレス・ジョーンズ氏たちのサポートについては、普段自分では気づかない点に気づかされたり、感じ取れないことを教えてもらって、贅沢で充実した1週間だった。自分はけっこうギリギリ攻めちゃうタイプなので、ミスしてもコース内に収まるところを狙っていくとか、こっちなら大丈夫というところを狙っていくのが大事なんだなと思った。自分の気持ちだけでプレーするのはあまり良くない、と。帰国後は「日本女子オープン」に出場する。
【上田澪空】(共立女子第2高2年)
最終日、スコアボードをよく見ながらプレーしていた。美月ちゃんのスコアも見て、頑張ってるなと、思い、これはどうにかしてスコアを伸ばさないとダメだな、と思ってガンガン攻めた。課題はたくさん見つかったし、次に活かせる試合になった。最初の3日間はショットがまっすぐ行かず、自分でもイップスかと思うくらいだったけど、最終日の難しいセッティングの中で、アンダーで回れたのは自身になった。海外のトップアマと接しても、日本にももっとすごい人がいるな、というのも感じたので、日本のゴルフも世界に通用すると思った。