地元ゴルファーはクラブを買わず、修理のオーダーがメイン
PRO AM Golf Shop Hawaii
アラモアナショッピングセンターにほど近い、ワイキキエリアの老舗ゴルフショップ。スコッティ・キャメロンのスペシャルアイテムなども取り揃え、豊富な品揃えに定評がある。マスコット犬がお出迎えしてくれる。
セルフラウンドのお供のカートが売れている。これは3万円弱で購入可能。軽量で折りたたみ可能な機能的なカートが売れている。
ワイキキビーチから車で約5分の場所にある「プロアマゴルフショップ」は、日本人観光客の間でも有名な老舗。
店を覗いてみると、看板犬と〝看板おばちゃん〟のハツエさんが出迎えてくれた。
通常は日本、韓国、中国、フィリピンなどのアジア人とオーストラリアからのお客さんも訪れる店だが、現在はもっぱら地元ゴルファーばかりで、来店者数は以前の30%未満という。
新しいクラブの売り上げも激減だそうだ。
「アジア系のお客さんは、多少高額でも新製品をよく買ってくれましたが、地元のお客さんは高額な新製品は買いません。コロナ以降はゴルフボールやセルフカート、セルフバッグを買ってくれるくらいですね。あと、うちでは修理工房も持っているので、クラブの修理やグリップ交換でショップを訪れる人がすごく多いんですよ」
ショップの奥には修理工房があり、2人の従業員が朝9時から閉店時までひっきりなしに修理作業をしているが、コロナ以降、修理に持ち込まれる品数が増え、非常に忙しいのだという。
「修理は、手間と時間がかかりますが、大した収益にならないんです。でも以前の4割くらいオーダーが増加しましたね」
地元の人はもともと新しいクラブは買わないので、早く観光客に来て欲しい、とハツエさん。日本人ゴルファーの来店を心待ちにしている。
店の外にはコロナ感染防止対策喚起の貼り紙が……。「マスク着用」「2メートルのソーシャルディスタンス」「1度に10人以上入場禁止」などが書かれている。
ゴルフショップの奥の修理工房が最も忙しいという。
*海外渡航情報や新型コロナウイルス感染症に関する情報は、日々刻々と変わっており、特集内で紹介している情報も変更している場合があります。必ず「外務省海外安全ホームページ」や「厚生労働省ホームページ」「ハワイ州観光局ホームページ」などをご覧の上、現在の状況をご確認ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html
(2021年1月現在)
Text/Eiko Oizumi
大泉英子
「ゴルフ・グローバル」編集長。国内男子、海外ツアー取材をメインに、男女シニア、海外メジャー取材は100試合以上。 全米ゴルフ記者協会、 日本ゴルフジャーナリスト協会会員。