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井戸木鴻樹、勝因は
「鈴木愛のショット+室田淳のパット」!?

「全米プロシニア」チャンピオン、復活優勝!

左/国際スポーツ振興協会(ISPS)半田晴久大会会長 右/井戸木鴻樹(小野東洋GC)
1961年11月2日生まれ。2013年「全米プロシニア」優勝。ISPSインターナショナルアンバサダー。 ©️Eiko Oizumi

今季シニア第5戦「ISPS HANDA楽しく面白いシニアトーナメント」が太平洋クラブ 大洗シャーウッドコース(茨城県)で開催され、海外メジャーチャンピオンの井戸木鴻樹が国内シニアツアーで9年ぶりに勝利を挙げた。
 また今回、ISPSは「プロレスとの合体」に初挑戦。ゴルフ界の革命児ISPSは、また新たな旋風を巻き起こしそうだ。

「全米プロシニア」優勝の重圧から解放された井戸木

最終日、井戸木は9バーディ、ノーボギーの63で回り、28位タイから一気に単独首位に。 ©️Eiko Oizumi

昨年、国内ではいち早く有観客で試合を開催したISPSが、今年もシニアツアーを皮切りに男子ツアーを盛り上げる。

 「ISPS HANDA楽しく面白いシニアトーナメント」は7月8日〜9日の2日間開催され、ISPSインターナショナルアンバサダーの井戸木鴻樹が、2012年「富士フイルム」以来、9年ぶりに国内シニアツアーで2勝目を挙げた。

 井戸木は、2013年に初挑戦した海外試合「全米プロシニア」でいきなり優勝を遂げ、レギュラー、シニアを通して海外メジャーで初の日本人チャンピオンに輝いた。だが、その後は「メジャーチャンピオンだから、早く勝たないといけない」というプレッシャーが重荷になり、思うようなプレーができなかったと語る。特にこのプレッシャーはパッティングに影響し、「勝てそうで勝てない」という場面を何度も繰り返していた。

「ショットがいい時でもパターがうまくいかなかったりしていたので、パターさえよければ、またいつか勝てるという気持ちを持ってやり続けていたんです。それでついでにスイングも変えてしまえ、と(笑)」

 井戸木は、今年一緒に回った室田淳のパッティングを真似してみたところ、「モノにできそうな感じはある」と手応えを感じていた。

 また、スイングに関しては今年の「資生堂レディスオープン」で優勝した鈴木愛のスイングを参考にしている。

「今まではフェアウェイを外さないのが持ち味だったけど、今の選手たちは飛ぶのでもう少し飛ばしていかないといけない」

 従来のスイングで飛ばしにいこうとすると体を痛める可能性があるということで、手振りではなく、体全体でスイングするようにしたところ、飛距離も出るようになったそうだ。

 もともと井戸木は「ミスター・フェアウェイ」と呼ばれ、ショットの精度の高さが高評価されていた選手。秋は「日本プロシニア」や「日本シニアオープン」などビッグイベントが多いだけに、井戸木の完全復活が期待される。

70歳(当時)の高橋勝成は、2日間連続でエージシュートを達成。2位タイに食い込んだ。 ©️Eiko Oizumi

ショットが絶好調!
昨年に続きISPSスーパーシニアで
飛ばし屋・福沢孝秋優勝

福沢孝秋(諏訪湖CC)2020年「ISPS HANDAコロナに喝!! シニアトーナメント」のスーパーシニアの部で優勝。過去、「日本シニアオープン」「日本プロシニア」などシニアメジャーでも優勝。©️PGA

ISPSアンバサダー徳永との一騎討ち

初日を終え、ISPSアンバサダーの徳永雅洋と首位タイに並んだ飛ばし屋の福沢孝秋が、昨年7月に開催された「ISPS HANDAコロナに喝!! シニアトーナメント・スーパーシニア」以来の勝利を挙げた。

「今日は徳永選手が20メートルのパットを入れたりしていて、これは勝てないなと思った。でも自分も10番から4連続バーディが取れた」

 「強さの秘訣は?」と問われると、「ショットがいいですから。全然曲がらないし」と福沢。レギュラー時代から飛ばし屋として知られていたが、最近は筋力が衰えているからと、1kgの鉛を足につけて歩いたり、重いものを振ったりしてトレーニングしているという。その結果、飛距離だけでなく、安定したスイングによってショットの精度も高まっているようだ。

 福沢の次なる目標は、昨年優勝できなかった「日本プロゴルフゴールドシニア選手権」で優勝すること。68歳(当時)の福沢孝秋は、高みを目指して頑張る体力と気力で漲っている。

蝶野正洋氏からドラコン賞を受賞する福沢(左)。 ©️Eiko Oizumi

観客と一体となって、
選手も楽しんで欲しいというメッセージがある

ISPSアンバサダー/尾崎直道 ©️Eiko Oizumi

 長年に渡りシニアツアーをサポートしているISPSは素晴らしいと思う。しかも楽しいトーナメントにしようという思いがある。観客と一体となって楽しく、年をとっても楽しく人生を歩んで欲しいというメッセージが込められているような気がする。

 どちらかというとゴルフは冷静に表情を変えずに無口にプレーするイメージがあるけど、男子は女子の華やかさや明るさ、一生懸命さみたいなものが見えてこないから押されてるんだと思う。会長はシニアも男子レギュラーも試合をやっているが、男子ゴルフを少し明るい画面にし、観てて楽しいものにしようとしている。選手が喜怒哀楽を表現して、笑顔にならないと観ている人も楽しくないからね。

 欧米のように、人生に刺激を与え、生きる活力、楽しみを与えるようなスポーツでありたい。自分はもう65歳になって、優勝争いするのは難しいが、観客を盛り上げるなどして、貢献していきたい。

「高級魚を1日3匹」
選手へのホスピタリティ

ISPS恒例の「いけす釣り堀」。井戸木もタイを釣り上げ、満面の笑顔。 ©️Eiko Oizumi

 昨年、男子トーナメントで開始して以来、選手たちに大好評の「いけす釣り堀」。これは、タイやヒラメ、カンパチ、アワビ、伊勢海老、ウナギなど高級魚介類をいけす内に放ち、1日3匹まで釣ることができるという、選手へのホスピタリティの一環。釣りが初めてという人も、手軽に大ぶりな高級魚を釣り上げることができるので、ISPSの試合の楽しみの一つとして大好評。中にはカンパチやアワビ狙いで、ラウンド前に釣り上げてからティーオフする選手もいるくらいだ。

©️Eiko Oizumi

報道陣も「いけす釣り堀」で魚釣りを体験。釣った魚はその場で専門スタッフが、さばいて宅急便で送ってくれる。

Text/Eiko Oizumi

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