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【PGAツアーレポート】日本唯一のPGAツアー「ZOZO」は今年でラスト! ニコ・エチャバリス10年ぶりの来日でツアー2勝目を達成!

2024年10月24日~27日/アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉県)
7079ヤード・パー70

優勝 ニコ・エチャバリア(コロンビア)

1994年8月4日生まれ。183cm、75kg。2017年プロ転向。2023年「プエルトリコオープン」でPGAツアー初優勝を挙げ、今回の優勝で通算2勝目。ガールフレンドのクラウディア・デ・アントニオさん(右)と表彰式で写真撮影をするニコ・エチャバリア。©Yoshitaka Watanabe

開催6年目を迎えた日本唯一のPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」も今年でラスト。
タイトルスポンサー契約は、2024年をもって終了した。
そのラスト試合で優勝したのは、コロンビアのニコ・エチャバリア。
彼のツアー2勝目を振り返る。

タイガーの記録を1打更新して、2勝目を達成

今年で開催最終年を迎えた、日本唯一のPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」。
4日間を通して計3万4276人のギャラリーが会場を訪れ、PGAツアーのナマの雰囲気を大いに堪能した。
そして1万人以上が詰めかけた最終日には、コロンビアの30歳、ニコ・エチャバリアが優勝。
最終日に5バーディ、2ボギーの67で回り、2位のジャスティン・トーマスに1打差の20アンダーでツアー2勝目を飾った。
なお、20アンダーというスコアは、2019年にタイガー・ウッズが通算82勝目を挙げた際に出した、大会コースレコードを1打更新した記録。
「タイガーが優勝した試合に自分も優勝できて嬉しい。僕はまだ2勝目だけど、あと80勝できるよう頑張る(笑)」と語った

今回の優勝で2023年「プエルトリコオープン」以来のPGAツアー2勝目を飾り、フェデックスカップポイントランキングは、113位から65位へと一気に浮上。
来年の「AT&Tペブルビーチプロアマ」「ジェネシス招待」というシグネチャーイベント(高額賞金試合)2試合に出場できる、フェデックスカップポイントランキング51位~60位のゾーンにあと一歩まで迫った。
そして、2021年の松山英樹に次ぐ、2人目の米国人以外のチャンピオンとなり、優勝賞金153万ドル(約2億3510万円)を獲得した。

「今年は安定したゴルフができていたが、上位で終えることができずにいた。このように1年を締めくくることができ、素晴らしい日本で優勝できたことは特別」

現地ではガールフレンドのクラウディアさんが見守る中、優勝が決まるとグリーン上にいるエチャバリアに駆け寄り、キスで祝福。
母国コロンビアの両親には優勝後に早速電話し、勝利を報告した。

「僕は涙もろいタイプだけど、泣かないように、感情的にならないようにしていました。両親は夜遅くまで起きて、僕のプレーを観ていてくれた。すごく嬉しかったですね。ゴルフが出来ているのも、両親のおかげ」とエチャバリアは、両親のサポートに感謝の意を示した。

2日目から首位をキープし、最終日はジャスティン・トーマス、リッキー・ファウラーら実力者がノーボギーで猛追したが、最終ホールでバーディを奪取し、1打差で逃げ切り。
来年の「マスターズ」出場も決め、大喜びだった。

10年前、日本の文化や日本人の優しさに触れ、今回も特別な思いで来日

平均飛距離は296.1ヤードのエチャバリア。今大会を通して、1イーグル、24バーディを奪取した(ともに出場選手中2位)。©Yoshitaka Watanabe
最終日、エチャバリアはメジャーチャンピオンのジャスティン・トーマス(左)、マックス・グレイサーマンとプレー。©Yoshitaka Watanabe

コロンビア代表として来日したエチャバリア

今回、エチャバリアの名前を初めて聞いた方も多いと思うので、簡単に説明しておこう。

彼は2017年にプロ転向し、「PGAツアー・ラテンアメリカ」に2年間参戦。
2019年から、PGAツアーの下部ツアー「コーンフェリーツアー」を主戦場とし、2022年まで参戦。
同年秋~2023年にかけて、PGAツアーに戦いの場を移し、今年で本格参戦2年目を迎えている。
過去、コロンビア出身の男子プロにはカミロ・ビジェイガス、セバスチャン・ムニョスらがおり、PGAツアーで優勝した3人目のコロンビア人チャンピオンだ。
プロ転向前は米国のアーカンソー大のゴルフ部に属し、201

4年には軽井沢で行なわれた「世界アマ」にコロンビア代表として出場している(この時の優勝者はジョン・ラーム)。
彼は10年前の来日を振り返り、「日本に来たのは、今回で2回目。2014年の『世界アマ』で初めて日本に来ましたが、日本の文化に触れ、人々の礼儀正しさに驚きました。今回、来日することができて本当に嬉しかった。素晴らしいゴルフファンの前で優勝できて嬉しい」と語った。

今年は「パリ五輪」にビジェイガスとともにコロンビアを代表して出場。
経験を積み、調子を上げていければ、次回の「プレジデンツカップ」入りも見えてくるだろう。

2022年大会では、2位タイに入ったリッキー・ファウラー。今年も優勝争いに加わり、エチャバリアに3打差の4位に入った。©Yoshitaka Watanabe

「2位の回数が増えれば、そのうち優勝できるだろう」― ジャスティン・トーマス

最終日、4バーディ、ノーボギーの66をマークしたジャスティン・トーマス。2年半ぶりの優勝を狙ったが、2位タイに終わった。©Yoshitaka Watanabe
優勝したエチャバリアをハグで祝福するトーマス(右)。©Yoshitaka Watanabe
4日間中、ボギーはたった1つだけ、という安定感のあるプレーが印象的だったトーマス(中央)。©Yoshitaka Watanabe

2022年「全米プロ」の優勝以来、2年半にわたって未勝利のジャスティン・トーマス。
昨年は、「全米プロ」で65位タイに入った以外は、メジャーで予選落ち。
フェデックスカップランキング71位に終わり、プロ入り以来、エリート街道を歩み続けてきたトーマスが初めてスランプに陥り、トップ50(高額賞金のシグネチャーイベント8試合に出場できるかどうかの境界線)入りを逃していた。

今季は20試合中16試合で予選通過を果たし、トップ10入りも6回記録。
フェデックスカップランキング14位につけ、2025年の全試合に出場可能に。
米ツアー16勝目に向けて、復活を遂げている最中だ。

そんな彼は、2019年以来、日本での「ZOZOチャンピオンシップ」には出場していなかった。
だが、今年は、日本にやってきた。
それも未勝利の日々に終止符を打ちたい、そして来年の「ライダーカップ」に出場するために、少しでもポイントを稼ぎたい、という思いからだろう。
ちなみに今年の「プレジデンツカップ」の米国選抜チームにも、彼の姿はなかった。

「ZOZOチャンピオンシップ」が始まると、初日から最終日まででボギーはたった1つだけという安定感のあるプレーぶりを日本のゴルフファンの前で披露。
66、64、65、66と連日、着実にスコアを伸ばしていったが、ボギーも叩くが、バーディの数も多かったエチャバリアに軍配が上がった。

トーマスは試合後、「すごく残念だが、自分としては優勝できるだけのプレーはしていたと思う。72ホールでボギーが1つだけだったのは、すごく良かったけど、今週は僕の週じゃなかったね。今、自分がやっていることが全て正しいということが証明できたし、いい方向に向かっていると思う。できるだけ優勝争いをし、2位の回数が増えれば、そのうち優勝できるだろう。日本に来てプレーできることは、いつもごほうびだと思っている」と語った。
そして試合の1か月後には父親になるトーマスは、「父親になる実感が増してくるのは、おそらく帰国の機中か帰宅した時だと思うけど、いよいよ準備の追い込みに入るんだなと感じている。妻は素晴らしい母親になると確信しているけど、小さな娘を育てる機会があることにワクワクしている」と今年最大のイベントに向けて、目を輝かせていた。

日本人のZOZOチャンピオンシップ

杉浦悠太

−13(6位タイ)

初のPGAツアー挑戦となった杉浦が、日本人最高位の6位タイで終了した。©Yoshitaka Watanabe

トップ10入りを果たし、次戦への出場権をゲット!

昨年の「ダンロップフェニックス」ではアマチュアとして優勝し、翌週の「カシオワールド」でプロ転向を果たした杉浦。
今年、本格参戦1年目で「日本プロ」で優勝し、「ZOZO」で自身初のPGAツアー挑戦を果たしたが、米ツアーメンバーを含む日本人17名が出場した中で、日本人最高位の6位タイに入賞。
次戦の「ワールドワイド・テクノロジー選手権(メキシコ)」への出場権を獲得した。

「PGAツアーでトップ10入りは、すごい自信になった。今年は日本の賞金王を目標にしていたので、それは達成したいと思っているが、せっかく自分で手に入れた権利なので、よく考えて決めたいと思う」と最終日直後の会見で語っていたが、結局メキシコには行かず、国内ツアーに専念した。

世界のトップレベルの選手たちとプレーし、レベルの高さや飛距離、ボギーを叩かない安定感、バーディチャンスをものにするところなどを学んだという。
今後の世界ツアー挑戦にも意欲的だ。

清水大成

−10 (16位タイ)

大会中は扁桃炎を患いながら、10アンダーを叩き出した清水。©Yoshitaka Watanabe

大会中は満足な食事も取れず。
「倒れるくらいの気持ちでやり切りたい」

主催者推薦で出場した清水は、第2ラウンド終了後、ひどい喉の痛みと倦怠感に襲われた。
2週間前の「日本オープン」時に発症した「扁桃炎」の再発だった。

体調不良で、食事も満足に取れず、疲労を感じる中、3日目を終えた時点で、日本人最高位の12位タイ。
最終日は3バーディ、1ボギーの68で回り、通算10アンダーの16位タイで終了した。

「思うようにスコアが伸ばせず、苦しい1日でした。体調が悪く、楽しみにしていた大会でこんな形で終わってしまって悔しい思いでいっぱい。収穫はかなりあり、自信につながることもあったので、早く優勝できるように精一杯頑張りたい」と語った。

松山英樹

−4 (46位タイ)

最終日のスタート前、子供達にグータッチで応援に応える松山。©Yoshitaka Watanabe
大勢のギャラリーが見守る中、ウィル・ザラトリス、サヒス・シガーラとプレーする松山。©Yoshitaka Watanabe

「声援は嬉しかったが、プレーで応えることができなかったのが悔しい」

今年は「ジェネシス招待」「フェデックス・セントジュード選手権」で2勝し、「パリ五輪」では銅メダルを獲得。
「プレジデンツカップ」のシングルス戦では、世界ランク1位のスコッティ・シェフラーを撃破した松山英樹が、今年も凱旋帰国を果たし、「ZOZO」に出場した。

「声援が多い、というのは強み。期待に応えられるよう頑張りたい」と語っていたものの、最初の2日間は思い通りのプレーができず、2オーバーで折り返した。

「観に来てくれる方もいるので、少しでも多くバーディを取っていきたい」と語っていた松山は、3日目、4日目にはアンダーパーを記録して、順位も浮上。
4日間で4アンダーをマークし、46位タイで終了した。

「PGAツアーを(日本で)やって頂いて、1勝できたし、すごくいい思い出が残る大会となった。声援を頂いたのは、すごく嬉しかったが、プレーで応えることができず、すごく悔しい」と松山は語った。

来年の同時期に、新規スポンサーのもとでPGAツアーが行なわれる予定だが、松山に対する優勝への期待は大きい。また来年、日本でも活躍することを期待したい。

ZOZOチャンピオンシップ最終成績

1ニコ・エチャバリア−20約2億3510万円
2ジャスティン・トーマス
マックス・グレイサーマン
−19約1億1500万円
4リッキー・ファウラー−17約6270万円
5カート・キタヤマ−15約5220万円
6J.J.スポーン
杉浦悠太
キム・シウー
エリック・コール
C.T.パン
−13約4090万円
16清水大成−10約1860万円
22米澤 蓮
桂川有人
−9約1220万円
27木下稜介
ミンウー・リー
−8約880万円
37マット・クーチャー
金谷拓実
−6約570万円
41ザンダー・シャウフェレ
片岡尚之
ウィル・ザラトリス
−5約450万円
46平田憲聖
松山英樹
久常 涼
−4約310万円
54コリン・モリカワ−3約270万円
56石川 遼
今平周吾
−2約260万円
64小平 智E約246万円
70岩田 寛3約230万円
71幡地隆寛4約226万円
74小木曽喬9約220万円
77大西魁斗16約212万円

※賞金は、10月30日時点での換算レートで計算

Text/Eiko Oizumi
Photo/Yoshitaka Watanabe

【大西魁斗インタビュー】
丸山茂樹との出会いがPGAツアーを目指すきっかけに

大西魁斗
Kaito Onishi(ZOZO)
1998年10月13日生まれ。177cm、74kg。南カリフォルニア大出身。5歳でゴルフを始め、練習環境を求めて9歳で渡米。南カリフォルニア大時代には、オールアメリカンに選ばれるなど活躍。21年にプロ入りし、22年「フジサンケイクラシック」で初優勝。23年からコーンフェリーツアーに参戦し、今年「UNCヘルス選手権」で初優勝。来季のPGAツアー・シード権を獲得。
来季のPGAツアーカードを獲得し、ニッコリの大西。「もし家が火事になっても、これだけはポケットに入れて逃げます(笑)」©PGA TOUR

ゴルフ環境を求めて、9歳でアメリカに渡った大西魁斗は、PGAツアープレーヤーの丸山茂樹に出会い、目指す道を決めた。
26歳になった今、PGAツアーのシード権を獲得。
スタートラインに立った彼のインタビューをお届けする。

プロコーチの内藤雄士氏の指導で、スイング作りに励む。平均飛距離は302.6ヤード。©GettyImages

2021年5月、プロ転向を果たした大西魁斗が、4年目にして念願のPGAツアーのシード権を獲得した。ここ2年は、下部ツアーに参戦し、PGAツアーへの昇格を狙っていたが、今年は「UNCヘルス選手権」で下部ツアー初優勝。PGAツアーのシード権を獲得できるトップ30入りを果たし、最終的には25位で今シーズンを終了した。

そんな大西の、シード権獲得直後の喜びの声をお伝えする。

米国滞在中は、ロサンゼルスに居を構える丸山茂樹に、たびたび指導を受けていた。©Eiko Oizumi

両親の苦労と自分の努力を考えたら涙が出た

最終戦の「コーンフェリーツアー選手権」が終了し、来季のPGAツアーのシード権を獲得することができました(トップ30までがシード権を獲得するが、大西は25位で終了)。
最初、28位で最終戦の会場入りをして、コースはすごく長くて、池も結構あったので、ショットの精度がすごく重要だったんですが、自分がどう通用するのかわからず、不安でした。
しかし、自分が信じてやってきたことをとにかくやり切り、それで結果がダメでもベストを尽くしてその結果ならしょうがない、という気持ちでプレーしたんです。
結局、こうしてPGAツアーカードをゲットできたので、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。

最初に両親に電話して、伝えました。
電話した時は時差の関係で、もう深夜だったんですが、両親はライブスコアを見ていてくれて、本当に喜んでくれました。
それで思わず涙が出てしまいましたね。
ここまでの両親の苦労や自分の努力もあったので、本当に嬉しかったです。
日本に帰国して、両親にPGAツアーカードを見せることができた時は、ホッとしました。

丸山茂樹から刺激を受けてPGAツアーを目指す

9歳でアメリカに行った時、お会いしたのが(PGAツアープレーヤーの)丸山茂樹プロでした。
初めてラウンドを一緒にさせて頂いた時、やはり別格というか、本当にすごいなという印象が強くて、その時から僕の目標はPGAツアーでプレーすることになったんです。
どういうふうに、そこまで辿り着くのかは、自分でも描けていなかったんですが、こうして丸山プロと同じ舞台でやれることはすごく誇りに思いますし、丸山プロの刺激があったので、ここまで来れたかなと思っています。
終わった後に丸山プロに電話で報告したら、本当に喜んでくださって……。
シーズン中も毎週、結果報告をさせて頂いており、僕がどういう気持ちで1年間戦ってきたのかをご存知なので、報告の時は涙が出ましたね。
9歳だったジュニアの僕とラウンドしてくださったりとか、気にして頂いて、本当に自分は恵まれているなと思います。

今年、「UNCヘルス選手権」でコーンフェリーツアー初優勝を飾った大西。©GettyImages
最終戦「コーンフェリーツアー選手権」の最終日、来季のPGAツアーのシードが決まり、日の丸を掲げてセレモニーに登場。©GettyImages

この2年間でどんなことを学んできたのか?

日本やコーンフェリーツアーだけでなく、PGAツアーの選手ともプレーをしたことがありますが、その中でトップの選手というのは、あまり調子が良くない日でもちゃんとスコアをまとめていけるんです。
自分もショットだけでなく、アプローチやパターなども含めて全体的にいいパフォーマンスができるように成長し、トップの選手のようにどんな時でもスコアをまとめられる選手になりたいですね。
まずは練習して、自分の苦手なところを探りながら、上手くなっていきたいと思います。

そしてコースによって自分の持ち球を出したい時に出しながら、プレッシャーがかかる時にはそれなりの自分のゴルフができるようにしていきたいですね。
まずはスイングを固めて、体の状態を整え、ベストコンディションで迎えることが重要になってくるので、そういうことを少しずつやっていきたいです。

PGAツアーの舞台にやっと立てたところですが、これからも自分のゴルフをやって頑張っていきたいと思います。
引き続き、応援よろしくお願いします!

2024年 コーンフェリーツアー全成績

アストラゴルフ選手権8位タイ
117 VISAアルゼンチンオープン34位タイ
アストラ・チリクラシック20位タイ
クラブ・カー選手権48位タイ
LECOMサンコーストクラシック予選落ち
アドベントヘルス選手権60位タイ
ビジット・ノックスビルオープン予選落ち
UNCヘルス選手権優勝
BMWチャリティプロアマ予選落ち
カンザス・ウィチタオープン棄権
コンプライアンスソリューションズ選手権予選落ち
アセンダントPresented byブルー10位タイ
プライスカッターチャリティ選手権予選落ち
NV5招待36位タイ
ユタ選手権67位タイ
ピナクルバンク選手権予選落ち
マグニット選手権予選落ち
アルバートソンズ・ボイズオープン46位タイ
シモンズバンクオープン12位タイ
ネーションワイド・チルドレンズホスピタル選手権76位タイ
コーンフェリーツアー選手権13位タイ

2025年のPGAツアーは4人の日本人が本格参戦

今年、PGAツアー1年目の久常涼(左)は来季のシード権を維持。右は松山英樹。©Eiko Oizumi
星野陸也はDPワールドツアー経由で、来季のPGAツアーのシード権を獲得。©GettyImages

PGAツアー11年の松山英樹、今年、PGAツアー1年目で来季のシード権を維持した久常涼に加え、コーンフェリーツアー経由で大西魁斗、DPワールドツアー経由で星野陸也が、来シーズンのPGAツアーに本格参戦を果たす。

過去、尾崎直道、丸山茂樹、今田竜二、小平智を始め、多くの選手が参戦した日本勢。
年々、韓国や中国のPGAツアー選手が増加する中、松山英樹が孤軍奮闘していたが、ようやく日本人も複数で、世界最高峰の舞台を戦う時が来たようだ。

Text/Eiko Oizumi   
Photo/PGA TOUR、Getty Images
Thanks to PGA TOUR

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