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【ISPS NEWS】ISPS HANDA 夏に爆発 どれだけバーディー取れるんだトーナメント で比嘉一貴が優勝!

北海道で2試合連続開催!第1週

ISPS HANDA 夏に爆発 どれだけバーディー取れるんだトーナメント
2025年8月14日~17日/御前水ゴルフ倶楽部(6932ヤード・パー72)

優勝 比嘉一貴(フリー)

1995年4月23日生まれ。158cm、70kg。沖縄県出身。ツアー通算7勝。2022年は4勝を挙げ、賞金王。今季はアジアンツアーにも出場し、ポイントランキング8位。左はISPS 半田晴久会長、右はJGTO諸星裕会長。©Yoshitaka Watanabe

大会総バーディー数2153個は、第1位!(直近5年間で)

比嘉一貴が、3年ぶりにツアー7勝目を達成

通算30アンダーで並んだ、比嘉一貴(中央)と米澤蓮。2ホールのプレーオフの末、比嘉が優勝。©Yoshitaka Watanabe
優勝が決まると、グリーンサイドで待っていた池村寛世らプロ仲間たちがウォーターファイトで祝福。©Yoshitaka Watanabe
岡田晃平は、第4ラウンドの10番ホールまでで、87ホールノーボギー記録を達成し、ツアー記録を更新(1990年以降)。©Yoshitaka Watanabe
スコアの伸ばし合いで、珍記録も続出! 1日に3個のホールインワン(写真の石坂友宏と、亀代順哉、山田大晟)と、アルバトロス(黒川逸輝)が誕生。©ISPS
予選を通過すれば、13歳18日で最年少予選通過記録となった福井誠ノ介くん(アマ)。初日に4アンダーを出したものの、2日目に2つスコアを落とし、予選落ちとなった。©Yoshitaka Watanabe

3年ぶりの勝利に涙した比嘉一貴

ISPS北海道シリーズ・第1戦、「どれだけバーディー取れるんだトーナメント」は、御前水ゴルフ倶楽部で開催。72ホールを終えた時点で、通算30アンダーで比嘉一貴と米澤蓮が首位で並び、プレーオフの末、比嘉が3年ぶり、ツアー7勝目を飾った。
2022年「ダンロップフェニックス」以来、未勝利だった比嘉は、勝負が決まった瞬間、キャディと抱き合い、涙を浮かべた。

「なかなか勝てなかったので、嬉しかった。幼なじみのキャディと一緒に勝ちたいというのが夢だったので、それも相まって感極まりましたね」

2022年に国内4勝を挙げ、賞金王に輝いた比嘉は、翌年、DPワールドツアーを主戦場に戦い、メジャーやPGAツアーにも出場。
だが、思うような成績が残せず、予選落ちも続き、苦しい時期を過ごしたという。

「アプローチがダメ、芝に対応できない、とダメなものばかりを過剰に考えすぎて、負の連鎖になっていた」という比嘉は、2024年から国内ツアーに復帰。
賞金ランクは24位で未勝利に終わっていた。

そして今回、バーディー合戦のような大会で、自信とアグレッシブさを取り戻したという。

「ゴルフが小さくなって、バーディー数が少なくなっていることは自覚していた。今週、バーディーを取ることに慣れて、少しアグレッシブさを取り戻し、自分もビッグスコアを出せるんだ、と自信が湧いた」

比嘉の今後の目標は、アジアンツアーの高額賞金シリーズ「インターナショナルシリーズ」で優勝すること。
LIVゴルファーも多数出場している試合だが、彼らが上位を占めることも多く、彼らと一緒に回って、一矢報いたいと考えている。

記録続出!選手たちの新たな可能性を見出す大会

大会名にある「バーディー数」は、4日間を通じて2153個。
これは、直近5シーズンの国内ツアー最多記録だ。
また、予選カットラインは8アンダーとなり、2006年「東建ホームメイトカップ」の6アンダーを2打上回る最少スコアに。
さらに、ホールインワンを達成した選手が1日に3人誕生したり、アルバトロス達成者まで飛び出し、珍記録も続出した。
これらの記録に対し、ISPSは賞金10万円ずつを提供。
ISPS半田会長は、「普段ありえないことが続出し、記録ずくめの試合ができてとても面白かった。攻め続けないと順位が下がる試合があってもいい」と語った。
比嘉も語っているように「自分がバーディー合戦に向いていると初めて発見した」という選手もいて、自らの新たな可能性を見出せた大会でもあった。

最終成績

優勝比嘉一貴−30
2位米澤蓮−30
3位金子駆大
古川龍之介
−29
5位岡田晃平−27
6位池村寛世
原 敏之
J・デロスサントス
B・ケネディ
−25
10位伴真太郎
大堀裕次郎
嘉数光倫
生源寺龍憲
−24

Text/Eiko Oizumi
Photo/Yoshitaka Watanabe、Tsukasa Kobayashi、ISPS

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