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日欧ツアー初共催トーナメントがいよいよ開幕
「ISPS HANDA欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」

Text/Eiko Oizumi
Photo/Yoshitaka Watanabe、大会提供

ISPSアンバサダーの選手たちの記念撮影。ホストプロとして大会を盛り上げる。前列一列目左から、中西直人、桂川有人、香妻陣一朗、藤本佳則、鍋谷太一、塩見好輝、稲森佑貴、中列左から3番目は谷原秀人、JGTO青木功会長、ISPS半田晴久会長、DPワールドツアーCEOキース・ペリー氏。後列左にはラファ・カブレラ・ベロ、チャン・キム、アーニー・エルス、トーマス・ビヨーンなど。

 昨年はコロナ禍の影響で、共催が先送りとなり、日本ツアー(JGTO)と欧州ツアー(DPワールドツアー)がそれぞれ単独開催をした2022年。今年はその初共催試合「ISPS HANDA欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」が、ついに念願叶って4月20日に開幕した。

 今年もPGM石岡ゴルフクラブを舞台に、総勢144名(DPワールドツアー91名、JGTO45名、プロの推薦6名ほか)が賞金総額2000万ドル(約2億6020万円)・優勝賞金約4536万円をかけて争われる。今大会に優勝すれば、DPワールドツアーのシード権を獲得できるほか、JGTOのランキングにもポイントが加算され、欧州への道が一気に開けるため、20〜30代の海外ツアーに挑戦したい若手も、かつてはDPワールドツアーに参戦していた谷原秀人、宮里優作らベテラン勢にとってもビッグチャンスとなる。

「ここでヨーロピアンツアーが開催されるのは、自分にとって重要な試合ですし、嬉しい限り。ここで優勝したらシードもありますし、優勝しなくてもヨーロピアンツアーのポイントが加算されるので、重要な大会ですね」(星野陸也)

「自分がPGAツアーに参戦したいとなった時に、ヨーロッパツアーで賞金ランキングでトップ10に入れば、PGAツアーに行けるのですごく魅力的だと思います」(蝉川泰果)

「日本のゴルフツアーにとってもすごくいいことですし、世界へ繋がっていくための大きなチャンスを日本の選手たちはもらえるということで素晴らしい機会だな、と思います。僕自身は個人的にすごく刺激を受ける1週間になるなという感じです」(石川遼)

 なお、海外勢、特にアーニー・エルスやラファ・カブレラ・ベロなどのベテラン組は、久しぶりの日本遠征を楽しみにしていた人も多いようだ。

試合前のプロアマ戦でプレーする、世界で通算77勝のアーニー・エルス。

「日本でのゴルフは最高。30年前に宮崎の「ダンロップフェニックス」で優勝したが、素晴らしい場所だった。コースのコンディションも最高で、スピードも14フィートほどで完璧だった。ジャンボ尾崎、青木功、トム・ワトソンらもいて、まるでオーガスタのような場所だった。ワールドカップで優勝した時は、御殿場だったが、富士山もきれいだった。たくさんの偉大なチャンピオンが男子、女子ともに輩出されているが、こうして日欧ツアー初共催の試合が開かれることになって素晴らしい」(アーニー・エルス)

「アマチュア時代に大阪ワールドジュニア選手権でプレーしたことがあったし、2018〜2019年にもISPSの試合でプレーしたことがある。日本でのステイは毎回いつも楽しいので、今回も楽しみ。ホストとしても楽しみです。日本での優勝経験のある選手として紹介されるように頑張る」(ラファ・カブレラ・ベロ)

「日本でプレーすることはとても楽しい。違う環境でプレーすることは、いつも楽しいですね。日本のコースコンディションは、いつも素晴らしいので、このような環境をヨーロッパで保つにはどうしたらできるのか、と日本に来るたびに思います」(トーマス・ビヨーン)

大会開幕前にスピーチをするDPワールドツアーCEO、キース・ペリー氏(中央)。

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