国際スポーツ振興協会・会長
半田晴久
過去開催してきたアトラクションの数々
※2024年「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」で開催するアトラクションではありません。
プロスポーツに一番大切なのは「エンターテイメント」。
これはスポーツだけに限りません。
私自身、オペラやコンサート、能、演劇などもやりますが、「エンターテイメント」とは、見る側と演じる側が、ともに楽しみ、夢や希望を味わうものです。
これには、見る人が感動や楽しさ、夢を感じる演出や工夫を、続ける情熱が大切です。
男子ゴルフを活性化させる情熱で、長い期間にわたり、プロゴルフトーナメントを主催してきましたが、ISPSが主催する大会では、様々な工夫や演出をしてきました。
トーナメントとコラボして、プロレス、薪能、ポールダンス、演劇、中国雑技団、プリンセス天功によるイリュージョン、そして1000発の打ち上げ花火など、楽しく面白いものは、何でもやってきたのです。
ギャラリーの皆さんに、「トーナメントは楽しい、また来たい」と思っていただくことが、今の男子ゴルフに必要だと思ったからです。
日本のゴルフ関係者には、こうした奇想天外なアトラクションに、眉を顰める人もいるようです。
クラシック音楽やバレエ、オペラやゴルフなど、西洋の文化や芸術を崇拝し、押し戴くコンプレックスがあるからです。
私は、日本文化と芸術に自信と誇りを持ち、書、茶道、華道、能の免状を持ち、プロです。
また、クラシック音楽もオペラも、西洋絵画も、外国で音楽修士号や、絵画や歴史の博士号を取得し、いずれもプロです。
そして、高尚な西洋文化や芸術を、グチャグチャにして、日本風にアレンジして作品にしています。
そこに新しさがあり、西洋人が評価し、絶賛してくれています。
ゴルフも同じです。日本の文化や芸術、武道や武芸の歴史や伝統から見て、大した事ないと思っています。
だから、全く尊敬なんかしていません。
ただ、ひたすら愛しているだけです。
だから、自分も皆も楽しめるよう、グチャグチャにして、日本風に新しく生み出そうとしてるのです。
そうでないと、日本の男子ゴルフは活性化せず、人口減とゴルフ人口減の未来に、生き残れないと思うからです。
眉を顰める人は、既成概念の枠が超えられず、性格がまじめで、西洋文化への崇拝とコンプレックスがあるからでしょう。
文化の創造や発展より、既成の権威に額ずくのが好きなのでしょう。
だから、そんな人々の批判など、全く意に介さないのです。
観客が、「ワクワク・ドキドキ」するような工夫や努力をしないと、人気のない男子ゴルフの会場に、人々が集まるはずがないのです。
現に、欧米のツアーでは、そうしたアトラクションや、ミュージシャンによるライブ演奏を、トーナメント会場で当たり前のようにやっています。
事実、私が日本で初めて実現させたDPワールドツアー(欧州ツアー)では、キース・ペリーCEOらの協力、賛同を得て様々なアトラクションを実行しました。
欧米では「エンターテイメント」が当たり前に浸透しているのです。
ですから、2024年に太平洋クラブ御殿場コースで開催する「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」では、これまで以上に大がかりな、エンターテイメントを計画しています。
日本を象徴する富士山を背景にした、ジュラシック・パークを出現させます。
巨大恐竜などのロボットを、富士の裾野の御殿場コースで並べ、更にお化け屋敷まで設営します。
また、有名なミュージシャンも呼ぶつもりです。
欧州ツアーの選手の妙技に酔い痴れ、これらアッと驚くアトラクションで楽しんでもらう。
家族や、恋人同士、ジュニアゴルファーなど大歓迎です。
ゴルフトーナメントで最高のエンターテイメントを楽しんでもらい、そしてゴルフ人気を復活させる。
それこそが、私の願いなのです。
Photo/ISPS、Eiko Oizumi