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ゴルフ・グローバル特派カメラマンが見てきたコロナ時代の現地レポ

取材の制限もあるが、だからこそ新しいアイデアも浮かんだ

Stan Bads
スタン・バッズ

元PGAツアーの専任カメラマンで、27年間在籍。現在はフリーランスとして活躍。選手たちからの信頼も厚い。

今回の「ZOZOチャンピオンシップ」での撮影は、ツアーが再開した1戦目の「チャールズシュワブ・チャレンジ」以来だったが、7月に独立してからは初めての取材だった。

以前、PGAツアーに属していた時は、PCR検査も受け、完全に「PGAツアーバブル」の中にいたが、今回は入場ゲートで問診と検温のみ。

ただし、マスクをしないと入場できない規則があった。

PGAツアーのコロナ対策は、とても安全だと思う。

ツアーは我々に消毒ジェルとマスク、除菌シート一式を配布してくれ、非常に安全な環境を与えてくれていると感じた。

記者用には約30人用のデスク、カメラマン用には10個のデスクが設置されており、ソーシャルディスタンスは十分取れていたが、逆を言えば、非常に限られたメディアしか現地での取材が許されていないということだ。

食事はクラブハウスの屋外でとることができ、朝食、昼食とも自分の欲しいものをチョイス。

ホットドッグやハンバーガー、サンドウィッチなどのほか、デザートまで用意されていたのはありがたい。

さて、コロナ時代のトーナメントを取材していて、何が最も違うのかといえば、「ギャラリーがいないこと」である。

ギャラリーがいないということはロープ外からでも簡単に、選手たちのきれいな写真を撮ることができるということだが、一方で選手たちを応援するギャラリーたちの熱気がないのも寂しい限りだ。

写真にもそれは現れる。しかも、本当に辺りが静かなので、自分が音を立てては選手にすぐ聞こえてしまう。神経を使いながらの撮影だった。

過去27年間、500以上のトーナメントをPGAツアーのカメラマンとして撮影してきたが、ウイルスから身を守りながら取材するという経験は、未だかつてない。

コロナウイルスは本当にいろいろなことを変えてしまったが、そんな中でもできるだけ安全な方法で、制限のある取材環境ながらも自分の仕事のパフォーマンスを最大限発揮しなければいけない。

プロのカメラマンとして、いくつかの困難(取材に関する制限)に挑戦しながらも、いい写真を撮ろうと努力できた1週間だったと思う。

いつかまた、以前のようなゴルフトーナメントが戻り、世界中からゴルフファンが集まるPGAツアーに戻って欲しいと願っている。

©︎Stan Bads

メディアダイニング会場の地面にはソーシャルディスタンスを6フィート(約2メートル)取るように描かれたマークが。

©︎Stan Bads

三密を防ぐため、間隔を空けて設置されたメディアセンター内のデスク。

©︎Stan Bads

メディアダイニング会場は屋外にあり、ピクニックテーブルも設置。開放感あふれる環境で安全に食事をとることができる。

©︎Stan Bads

メディアセンター内にも消毒薬やマスクが置かれており、誰でも使用できるようになっている。

©︎Stan Bads

選手たちがスタートする1番、10番ティーにはビニール袋で個別にパックされたティーや鉛筆のセットが置かれていた。他人が触ったティーや鉛筆を使用しないよう、細かな配慮がなされている。

©︎Stan Bads

除菌シート、マスク、消毒ジェルが入ったパッケージが配布され、安全に取材ができるよう、PGAツアーが配慮。

©︎Stan Bads

朝食やランチは、好きなものを選ぶことができる。以前はビュッフェ形式だったが、現在は感染リスクを考えて個別の包装で提供されている。

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