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【ゴルフと私】第8回 2028年プレジデンツカップは日本開催を目指したい

2028年プレジデンツカップは日本開催を目指したい!

国際スポーツ振興協会・会長 半田晴久

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日本からは松山英樹も出場。アン・ビョンフン(韓国)とタッグを組み、米国勢(タイガー・ウッズ、ジャスティン・トーマス)と戦ったマッチもあったが、惜しくも負けた。

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2019年「プレジデンツカップ」は、オーストラリア・ロイヤルメルボルンGCで行なわれ、タイガー・ウッズ主将率いる米国選抜チームが優勝。

 

2021年に入っても新型コロナウイルス感染症は収束の気配を見せず、日本でも2度目の緊急事態宣言が発令されるなど状況は深刻です。
プロゴルフも昨年同様、中止や無観客試合が続けば、ファン離れが加速し、人気に大きなダメージを与えかねません。
ただ、私から見れば、この疫病にあまりにも振り回されてる気がします。恐れて、委縮するだけでは、前進はありません。

私どもISPSは、昨年1年間「コロナに喝!!」をスローガンに、疫病に真向から立ち向かいました。
そして、この決意で今年も更にパワーアップして挑みます。
「スポーツは、希望を生み出し、人々を動かし、社会を変革する力がある」。それが、ISPSの信条だからです。

ただ、それには将来に向かって突き進む、「大きな目標」が必要です。ISPSにとって、「大きな目標」とは、世界的なビッグイベント「プレジデンツカップ」の、日本開催です。世界最強の米国と、ヨーロッパを除く世界選抜との戦いで、2年に1回開催されるゴルフの祭典です。

この話は、以前から持ち掛けられていましたが、日本の事情で実現に至ってませんでした。
それで、2015年に韓国で「アジア初」として、先に開催されてしまいました。
ゴルフ振興が、経済の繁栄や国威発揚、国民のナショナリズムを煽るという、韓国全体の目標と合致したからです。
韓国では、政府や財界がバックアップして、ゴルフの発展に寄与しています。
それが、韓国女子選手の海外メジャーチャンピオン輩出に繋がっています。 

実は、ISPSは以前からこの「プレジデンツカップ」の、3大スポンサーの下の8大スポンサーの1社に、加わっていました。
2015年の韓国での「プレジデンツカップ」で、メインスポンサーとなった企業で、私と親交のあるロイ・リュウさんというオーナーがいます。彼から、「今度は日本で開催して、アジアのゴルフの発展にともに努めませんか」と持ち掛けられたのです。
彼は、韓国のゴルフ界でトップの方です。もちろん、各国のゴルフ協会のトップからも同様の話がありました。

ISPSが、スポンサーの一つを務めた2019年の「プレジデンツカップ」では、「マスターズ」で久しぶりにメジャー優勝を遂げたタイガー・ウッズが、米国選抜チームを率いました。
一方、世界選抜チームは、そのタイガーと実力を二分したアーニー・エルス(南ア・ISPSアンバサダー)が、キャプテンを務めました。

「プレジデンツカップ」には、世界のトッププロが参加しますが、日本で開催となれば、ゴルフ史に残る一大イベントになるはず。
これからプロを目指す若者たちにも、大きな目標になるでしょう。
すでに2022年(米国・クェールホロークラブ)、24年(カナダ)、26年(米国)の開催は決定しているので、日本開催は早くても7年後の28年。日本のゴルフ界に、大きな夢と希望を生むためにも、実現に向けて進めることが今年の私の課題です。

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