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男女同地開催、同額賞金をかけて争う
「ISPS HANDAワールド招待」
男子はイワン・ファーガソンが、欧州ツアー2勝目
女子はマヤ・スタークが、ツアー米女子ツアー初優勝

Text/Eiko Oizumi
Photo/DP World Tour via Getty Images

「ISPS HANDAワールドインビテーショナル」に優勝したマヤ・スターク(左・女子の部)とイワン・ファーガソン(男子の部)。

   DPワールドツアー(欧州男子ツアー。以下DPWT)、LPGAツアー(米女子ツアー。以下LPGA)、欧州女子ツアー(以下LET)の3ツアーが共催の、「ISPS HANDAワールドインビテーショナル」が8月14日に閉幕し、男子の部はスコットランド出身のイワン・ファーガソンが優勝、女子の部はスウェーデンのマヤ・スタークが優勝した。ファーガソンは今年の3月、DPWT「コマーシャル・カタールマスターズ」で初優勝を飾り、今大会で2勝目。初日から首位を譲らず、完全優勝を果たした。一方スタークは、3日目を終えて首位のアマンダ・ドハティに2打ビハインドで最終日を迎えたが、自己最高スコアの63をマーク。2位のアリセン・コープスに5打差をつけ、通算20アンダーで優勝した。なお、スタークは今大会でLET5勝目を達成、LPGA初優勝を飾った。

男子の部で優勝したイワン・ファーガソン。
最終日、同組でプレーしていた同郷(スコットランド)の親友、コナー・サイム(右)に祝福を受けるファーガソン。

「信じられない!今日は落ち着いてプレーできていたことが信じられないよ。コナー(スコットランド出身のファーガソンの親友)と同組でプレーできたことがよかったんだろうね。予選ラウンド2日間も一緒に回っていたけど、彼はすごく調子が良かったし、僕のライバルだと思ってプレーしていた。お互いに相手についていこう、抑えようと思ってプレーしていたのがすごく良かったと思う。また優勝できて、信じられないくらい嬉しい」(ファーガソン)

優勝し、念願のLPGAのシード権を獲得したマヤ・スターク。
LPGAツアー5勝、世界で通算23勝を挙げている、母国スウェーデンの大先輩、ソフィ・グスタフソン(右から2番目)がキャディを務めた。

「私がこの試合に来たのは、LPGAのシード権が欲しかったから。(LPGAの)予選会に行くのは嫌だし、もう行かなくていいのは素晴らしいわ。超ハッピーよ!私が長年行きたかったLPGAでやっとプレーできるんですからね。この優勝で全てが変わるわ。予選会に行く予定だったけど、行く必要がなくなって、もうアメリカに行ける。本当に今回の優勝は大きいわ。今日のラウンド(自己最高スコア63)を振り返って、何が正しかったのかを分析しようと思う。覚えておかなきゃね。普段はリーダーボードを見る方だけど、今日は見てもいいことはないと思ってできるだけ見ないようにしたの。13番でちょっとだけ目に入って、その時に首位に立っていることはわかったけど、2位との差はなかったので、また見ないようにしてた。でも17番グリーンに上がっていく時に、リーダーボードを見たら5打差がついてた。わ〜、これは最高って思った」(スターク)


【男子の部・上位最終成績】
①イワン・ファーガソン    −12
②コナー・サイム       −9
 ボルヤ・ビルト    
④マーカス・ヘリグキルデ   −8
 リチャード・マンセル
 レナート・パラトーレ
⑦マシュー・ボールドウィン  −7
 フィリッポ・チェリ(アマ)
 ジョーダン・スミス
⑩トム・マッキビン      −6
  ロビン・ペターソン
 ジェイミー・ラサフォード

【女子の部・上位最終成績】
①マヤ・スターク       −20
②アリセン・コープス     −15
③ジョージア・ホール     −14
④リン・グラント       −13
 エミリー・ペデルセン
 ペイユン・チエン   
⑦リズ・ヤング        −12
⑧ローレン・ステフェンソン  −11
 アマンダ・ドハティ
⑩レオナ・マグワイヤ     −10

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