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アジア随一のリゾートアイランド
セントーサでLIVゴルフシンガポールを開催!

Text/Eiko Oizumi
Photo/Resorts World Sentosa

シンガポール空港から、車で約30分の場所に位置する「リゾート・ワールド・セントーサ」。

  ゲンティン・グループにより約70億円を投じて開発された、リゾート・ワールド・セントーサ(以下RWS)は、シンガポールの南端にあるセントーサ島に位置する一大総合型リゾート。ユニバーサル・スタジオ・シンガポールを始め、世界最大級のシー水族館、ドルフィンアイランド、アドベンチャー・コーブ・ウォーターパーク、シンガポール初の24時間営業のカジノなどのさまざまなアトラクションと、それぞれ異なるテーマを持つ8つのホテルがあり、子供から大人まで幅広い層が楽しめるようになっている。

セントーサGCのセラポンコース。アジア有数の経済大国であり、アジアの玄関口でもあるシンガポールらしい風景が、コースの先に広がっている。

 そのリゾート内には、「セントーサゴルフクラブ」という世界的に有名なチャンピオンシップコースがある。これまでも「SMBCシンガポールオープン」や、「HSBC女子世界選手権」、「アジア・パシフィック・アマチュア選手権」など、プロアマ問わず数々の世界大会が開催されてきたが、今年の4月28日〜30日には「LIVゴルフ・シンガポール」が初開催され、話題となった。RWSのアトラクションおよびサステナビリティ担当シニアバイスプレジデントのロー・スー・キム氏は、LIVゴルフのセントーサへの誘致について、次のように語っている。

「RWSは、LIVゴルフとのパートナーシップを誇りに思っており、この興奮と魅力に満ちたイベントを初めてシンガポールで開催できたことに喜びを感じています。ゴルフを新たな興奮と体験のレベルに引き上げるというLIVゴルフの使命は、当社が世界クラスのエンターテイメントと卓越した体験を提供する取り組みと一致していますし、この度LIVゴルフをスポンサードしたのは、当社のマーケティング戦略の一環です」

ダスティン・ジョンソン(中央)、フィル・ミケルソン(右)、キャメロン・スミス(左)を始め、世界的に有名なLIVの人気選手たちが、セントーサに上陸した。

 大会期間中は、選手たちの宿泊する高級ホテルの部屋を提供し、富裕層の観客向けに「LIVゴルフウィーク体験キャンペーン」を展開。多くの人々から好評が寄せられ、イベントの成功に貢献できた、と語る。

 RWSは受賞歴のあるアトラクションや、豪華な宿泊施設、魅力的なエンターテイメント、数々のおいしいダイニングオプションなどを提供。年齢層や男女問わず、大人気の一大リゾートであるが、ここでしか味わえない「プレミアムな体験」を厳選して企画することにも重点を置いている。例えば、現在、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの絵画を、アートと仮想現実を組み合わせた360度マルチセンサーシステムによる映像を通して鑑賞できる「ヴァン・ゴッホ:イマーシブエクスペリエンス」を今年の3月から開催しているが、これは東南アジア初の試みである。また、6月には香港の人気俳優であり、歌手のアーロン・クオック(郭富城)のコンサートも予定されている。

ヴァン・ゴッホの絵画を背景に、幻想的なムードで演出したLIVゴルフ関係者専用のプライベートカジノ。
ユニバーサル・スタジオでは、人気キャラクターと家族で記念撮影ができるVIP体験コースも用意。
セントーサ島内では、LIVゴルフ初開催を盛り上げるためのイベントが、いくつか用意されていた。これはハードロックホテル内のロンゲスト・パッティングコンテストの会場。

 また、RWSではサステナビリティや男女平等を支援する取り組みなど、社会的な問題にも取り組んでおり、世界で初めて「グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)」の基準認証を受けた観光地となった。さらにセントーサGCは、気候変動問題に対処するために温室効果ガスの排出削減や、殺虫剤・化学肥料の削減、水資源の再利用などにも積極的に取り組んでおり、最も世界でサステナブルなゴルフ場として表彰されている。

 2010年のオープン以来、シンガポールの観光業界の変革に重要な役割を果たしてきたRWS。ハイクオリティで、他に類を見ない「特別なプレミアム体験」を提供することで、世界で最も優れた統合型リゾートの確立を目指している。

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