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【2022年ルール改正】アマチュアに朗報! 限度額までの賞金獲得や スポンサー契約が可能に

アマチュアも1000ドルまでの賞金を獲得でき、広告活動、スポンサー契約が可能に!

©Asia Pacific Amateur Championship

2021年「アジア・パシフィックアマチュア選手権」に出場したトップアマ。彼らの中には資金援助を受け、ウェアなどにスポンサーのロゴを付ける選手も出てくるだろう。左からシャイク・アハマド(UAE)、リン・ユーシン(中国)、中島啓太(日本)、アヌパンスエサイ・プウィット(タイ)。
Photo/Asia Pacific Amateur Championship

限度額までの賞金の獲得や、スポンサー契約が可能に

©Getty

過去、「アマチュアゴルファーは、競技やエキシビションで、賞金やそれと同等のものを目的にプレーしてはならない」とされてきた。

R&AとUSGAは昨年10月末にアマチュア資格規則に関する改定を発表。
広告出演やスポンサー契約、限度額までの賞金獲得など、これまでアマチュアゴルファーに適用されていた複数の制限が撤廃されることになった。

従来アマチュア規定は非常に厳格だったが、今回のルール改正により、次の2つが可能になった。

①広告活動及び、スポンサーシップ契約。
②スクラッチ競技で、限度額(1000ドル・約12万円)までの賞金を受け取ること。

つまり、アマチュアがスポンサーをつけ、CMに出演して出演料を得たり、ウェアにスポンサーのロゴをつけてプレーする代わりに契約金を受け取れるようになったり、小額賞金の試合であれば、賞金を獲得することができるようになったのだ。

一方、今もなお以下の4点に関しては、アマチュア資格失効となるので注意が必要である。

①限度額(700ポンドまたは1000ドル)を超える賞、およびハンディキャップ競技での賞金獲得。
②プロとしてプレーすること
③技術指導に対して報酬を受け取ること。教育機関でのコーチングや認可されたプログラムを援助することを除く。
④ゴルフクラブでプロとして雇用され、プロ協会の会員になること。

R&Aは「ゴルフ関連費用の資金供出の方法を求めているエリートアマチュアゴルファーには、かなりの恩恵をもたらすでしょう」としている。

Text & Photo/Eiko Oizumi
Photo/Getty Images, Golf Laboratories, USGA
References/Distance Insights Report by R&A and USGA

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