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イーグル奪取でノリノリ
パット好調で単独首位をキープ

2日目で単独首位に立ち、3日目も7つスコアを伸ばした植竹勇太。

Text & Photo/Eiko Oizumi

 東北福祉大出身の26歳、植竹勇太が2日目に続き、単独首位をキープ。2位と5打差をつけ、最終日に挑む。

 3日目の2番ホール、残り72ヤードの第3打目をチップイン。イーグル奪取で「ノリに乗って、パターもめちゃくちゃ入ってくれました」という植竹は、不安もストレスもなく自信を持ってパターを打てているという。途中、2〜3メートルのパーパットが何度もあり、ピンチもあったそうだが、今日のボギーは1つだけ。1イーグル、6バーディ、1ボギーの64というビッグスコアを叩き出すことができた。

「スコアボードは嫌でも目に入ってしまうので、“ああ、5打差か”とちょっと見る程度にして、1打1打丁寧にいきました」

 今年は「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP byサトウ食品」で2位タイに入り、その翌週の「アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ」でも8位タイと2週連続でトップ10入り。また最近では「ブリヂストンオープン」で4位に入り、上位での戦いでも「楽しめるようになってきている」と語る。

 同級生で、同じく東北福祉大出身の比嘉一貴は、今年の「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」を含む、ツアー2勝を飾っているが、「一貴にどんな気持ちでいけばいい?って教えてもらおうかな」と植竹。明日は谷原秀人、鍋谷太一とともに最終組でプレーする。

 先着1000名の観客にはお弁当とお茶を無料で配布し、豚汁、おしるこ、甘酒、焼き芋の食べ放題・飲み放題もある「ISPS HANDAガツーンと飛ばせ ツアートーナメント」。3日目は快晴で気温も20度近くまで上がり、1885人の観客が美浦ゴルフ倶楽部(茨城県)に詰めかけた。明日の最終日には表彰式が行なわれる前に薪能(狂言・能)を上演。ISPSの半田晴久会長は宝生流能楽師でもあるが、会長自ら能楽鑑賞の解説を行ない、能楽を初めて観る人も楽しめるようになっている。ゴルフと能の融合は世界初の試み。ゴルフ観戦だけではない楽しみ方を提案するISPS。今回のコラボもゴルフ文化創造の1歩となる。

今大会の入場料は、無料。会場を訪れる観客には、先着1000名にお弁当&お茶を無料で配布される。その他、コロナ対策にフェースシールド、マスク、ビニール手袋を全員に支給している。

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