Text & Photo／Eiko Oizumi
若手に混じり、42歳のベテラン・谷原秀人が８バーディ１ボギーの64をマーク。首位の植竹勇太に５打差の２位タイに一気に浮上した。
「ショットがよくて、いいパットも決められた。ショットもパットも噛み合えば、いいスコアが出るだろうなと開幕前から言ってたが、やっとそれが噛み合ってきた」
今年は悩みも多く、クラブも取っ替え引っ替え変えながら、試行錯誤を繰り返してきたが、先週のオフにラウンドをしていた折、今から15年前のショットのイメージを取り戻し、昔良かった頃のスイングに近づいているのだという。
また、パターも平均パット１位だった5年前のセンターシャフトのマレットパターに戻し、パターの名手が自信を取り戻しつつある。
「先週の日曜日に回った時に、久しぶりにそのパターを使って11バーディを獲った。このパターはいいのかな、と思って、今週も使っている。」
リーダーボードを見れば、１位の植竹勇太、２位タイの鍋谷太一、大西魁斗、時松隆光、池村寛世……と20代の選手ばかり。今週の大会ではホストプロを務める谷原だが、42歳のベテランが若手に睨みをきかせながら、2016年「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」で優勝して以来の5年ぶりの復活優勝を狙う。
