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優勝賞金1億円超をかけて戦う「アジアンツアー」開幕戦
「PIFサウジインターナショナル」
ハロルド・バーナーが3日目を終えて単独首位に

Text & Photo/Eiko Oizumi
Photo/PIF Saudi International

「サウジインターナショナル」3日目を終えて単独首位に立ったハロルド・バーナーⅢ(米国・中央)。キャメロン・スミス(右から2番目)は4打差の4位に後退した。

【キングアブドラエコノミックシティ・ロイヤルグリーンズG&CC】
 賞金総額5億円、優勝賞金1億1500万円をかけて戦うアジアンツアー開幕戦「PIFサウジインターナショナルpowered byソフトバンクインベストメントアドバイザーズ(以下サウジインターナショナル)」は、3日目を終えて米国のハロルド・バーナーⅢが1イーグル、3バーディ、3ボギーの68で回り、12アンダーで単独首位に立った。2位にはアドリ・アルナウス(スペイン)が1打差につけ、2打差の3位にはトミー・フリートウッド(イギリス)、4打差の4位にキャメロン・スミス(豪州)、5位タイにはディフェンディングチャンピオンのダスティン・ジョンソン(米国)、ウェイド・オームスビー(豪州)、そして日本の木下稜介が並んでいる。

 3日目も紅海からの強風が吹く中のラウンドとなったが、
「今日は堪えた。自分のやるべきことができたと思う。優勝争いをするのが大好きだ。風は強いけど、チャレンジを楽しんでいるよ。人生はハードだけど、それに比べたら風なんてイージーだ」
とバーナーは語る。

 2016年「オーストラリアPGA選手権」で勝利を挙げて以来、未勝利のバーナー。サウジアラビアの地で人生2勝目を挙げられるか。

ドライバーショットを放つトミー・フリートウッド。

また、6バーディ、3ボギーの67で回ったトミー・フリートウッドは、2019年「ネッドバンクゴルフチャレンジ」以来の優勝を目指す。

「こうして終わることができ、優勝争いの位置にいられてとても嬉しい。スタートは良くなかったけど、ティショットは実際、とてもよかったんだ。でも、深いラフに入ってしまってボギーにしてしまった。でもそのあとは、すごくいいプレーができたし、スコアもよかった。今日はたぶん、自分が思っていたよりもたくさんバーディが取れたと思う。アイアンがよかったので、その分チャンスが多かったよ。1日中、難しかったけど、こうして1日を終えられてハッピーだ」

 明日の最終組は、ハロルド・バーナーⅢ、トミー・フリートウッド、アドリ・アルナウスの組み合わせ。1つ前の組で、ディフェンディングチャンピオンのダスティン・ジョンソン、今年のPGAツアー「セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズ」で優勝を挙げているキャメロン・スミス、ウェイド・オームスビーがラウンド。木下稜介は後ろから3組目で、ザンダー・シャウフェレ、パブロ・ララサバルと回る。

サウジインターナショナルの優勝トロフィ。明日、このトロフィと優勝賞金1億1500万円を手にするのは誰か?!

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