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【2022年ハワイゴルフ白書】ハワイ現地取材!オアフ島ゴルフの今

世界で一番混んでいるアラワイゴルフコース

©Ala Wai Golf Course

世界で一番混んでいるゴルフコースと言われている、アラワイGC。ダイヤモンドヘッドやワイキキビーチから至近で、ワイキキビーチから車で5分という立地の良さが特徴だ。

©Eiko Oizumi

アラワイGCのシステム管理者のジョーダン・アベ氏が、アラワイGCの現状を語ってくれた。

再び以前の活気を取り戻しているアラワイGC

1930年に4ホールのみオープンし、その7年後に18ホールのコースとしてオープンしたアラワイGC。
「世界で最も混んでいるゴルフ場」として知られている市営コースで、料金も8000円弱と非常にリーズナブル。
ワイキキビーチから車で5分の場所に位置しているため、地元ゴルファーだけでなく、観光客からも愛されている。

さて、今回のコロナ騒ぎで、世界一混雑しているゴルフ場も大きな影響を受けたのだろうか?

「現在も練習場を閉鎖し、トワイライトゴルフも営業を中止していますが、それ以外は基本的には通常通り営業していますね。オンラインでの予約も可能になり、人との接触を少なくしている点はコロナ対策と言えますが、今でもウォークイン(予約を入れずに現地で申し込む)も可能です。ただ、待ち合い用のベンチは、ソーシャルディスタンスを保って設置されていますよ」(ジョーダン・アベ氏)

電動カートは、毎回使用後にスタッフが消毒薬をたっぷりとかけ、念入りに消毒。レンタルクラブも同様に消毒している。

まだまだ日本人を含むアジア人の観光客が戻ってきていない、とのことだが、徐々にコロナ以前の混み合うアラワイに戻りつつあるようだ。

Ala Wai Golf Course

ワイキキビーチから車で5分の好立地

アラワイ
ワイキキビーチから車で5分の場所に位置する、ワイキキエリアにある唯一のゴルフ場。市営で料金もリーズナブル。ドナルド・マッケイ設計の6208ヤード・パー70のコース。バミューダ芝が使用されている。早朝6時~午後5時半まで営業。オンラインで予約できるが、ウォークインでもプレーは可能。
https://www.honolulu.gov/des/golf/alawai.html

レストラン内でも食事は可能
ますます混み合うアラワイ

©Eiko Oizumi

レストラン内で食事もOKになったアラワイ。プレー後の楽しみも戻りつつある。

©Eiko Oizumi

スタート時間を予約するゴルファー。ソーシャルディスタンスを取って並ぶよう、注意書きがあちこちに掲示されている。

©Eiko Oizumi

予約をしなくても、ウォークインでプレー可能。海外からの観光客だけでなく、地元の人々からも愛されている。

O嬢のワイキキレポート
2022 January

©Eiko Oizumi

昨年に比べると、大賑わいのワイキキビーチ。米国本土からの観光客がほとんどで、アジア人観光客の姿はまばらだ。

©Eiko Oizumi

日本に帰国時には、出発の72時間以内にPCR検査を受け、日本政府所定の陰性証明書を作ってもらわなければならない。

©Eiko Oizumi

国際線でホノルル空港到着時に無料で配布されていた、抗原検査キット。これは嬉しい!

米国人観光客であふれていたハワイ
ショップやレストランにも活気

©Eiko Oizumi

ハワイの場合は帰国後、当時6日間のホテル隔離を強いられていた。隔離中は1日3食、弁当が配布された(ホテル代、食事代はすべて無料)。なお、ホテルは自分では選べず、ホテルに到着するまで、どこのホテルに隔離されるかもわからない。

©Eiko Oizumi

帰国時の機内の様子。乗客はほとんどいない。周囲が空いており、安心感はあるが、航空会社からすれば、かなり厳しい現実だ。

©Eiko Oizumi

ハワイのレストランに入るには、ワクチン接種証明書と写真付きID(パスポートなど)の提示が必要。2つ一緒に写メを撮っておき、いつでも見せられるようにするのもいい。

昨年ハワイを訪れた時、ショップやレストランの中には閉店してしまった店もあり、かなり寂しげな雰囲気だったワイキキ。
今年は夜も遅くまで店が開き、閉店していた店にも再びオープンしているところが多く、活気を取り戻しているように見えた。
(免税店が完全に閉店してしまった、という情報にはガッカリしたが……)

両サイドに高級ショップやホテル、レストランが立ち並ぶ、ワイキキの目抜き通り「カラカウア通り」には大勢の観光客の姿があったが、よく見るとアジア系の人はまだごく少数。
ほとんどが米国本土、あるいはカナダからきている観光客だった。

徐々に活気を取り戻し、通常に戻りつつあるハワイ。
日本出国前のPCR検査(24時間以内)、帰国前のPCR検査(72 時間以内)など、費用も手間もかかるため、なかなか気軽にハワイ旅行に行ける状態とはいえないが、帰国後の隔離が、3回目のワクチン接種者は不要になるなど、緩和が3月に入り、一気に加速したのはいい兆候。
コロナ前のような海外旅行が可能になる日を心待ちにしたい。

チェックイン前の徹底消毒でお客様に安心感を

©Eiko Oizumi

シェラトン・ワイキキの最大の魅力ともいえる「インフィニティプール」でも、ソーシャルディスタンスを保ち、デッキチェアなどはこまめに消毒されている。

©Eiko Oizumi

レストランのメニューはQRコードで確認できる。これもコロナ対策の一環。

シェラトン・ワイキキPRマネージャー
アキコ・スレイトン氏

ワイキキビーチフロントに位置し、ショッピングに食事に非常に便利なシェラトン・ワイキキ。
ホテルのPRを担当するスレイトン氏によれば、「だんだんコロナによる制限も緩和され、米国本土からの観光客が宿泊するようになりましたが、日本人を含むアジア系観光客はまだまだ。ホテル内は、消毒やソーシャルディスタンスの対策をしっかり取って、皆さんのお越しをお待ちしています」という。

シェラトン内にあるレストランでは、もともとオープンエアで食事を楽しめる座席も多いが、それでもワクチン証明書+写真付きIDは必須。
屋内ではマスク着用を義務付けている。
ホテルもコロナ対策をしっかり取って、ゲストに大きな安心感を与える努力を日々続けている。

浴室内の表面、ボタン+つまみ+スイッチ、ドア+ハンドル、電子機器+電話器、ラゲッジラック、テレビのリモコンなど、きめ細やかに消毒済みであることを知らせる日本語のメモが、安心感を生んでいる。

*記事内容は2022年1月時点のものです。
*海外渡航情報や新型コロナウイルスに関する情報は、日々刻々と変わっており、特集内で紹介している情報も変更している場合があります。
必ず「外務省海外安全ホームページ」や「厚生労働省ホームページ」「ハワイ州観光局ホームページ」などをご覧の上、現在の状況をご確認ください。

Text/Eiko Oizumi

大泉英子
「ゴルフ・グローバル」編集長。国内男子、海外ツアー取材をメインに、男女シニア、海外メジャー取材は100試合以上。 全米ゴルフ記者協会、 日本ゴルフジャーナリスト協会会員。

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