• 国境や人種を超えたスポーツの力とゴルフの愉しさをすべての人に。
  1. ホーム >
  2. トーナメントレポート >
  3. 新時代のゴルフスポット"Middle East" 今や、欧米...

新時代のゴルフスポット”Middle East” 今や、欧米至上主義はもう古い?

質の高いコースが続々誕生している中東エリア!

ゴルフは「欧米諸国のもの」とか「欧米が一番」という考えは今や古いと言わざるを得ない。
アジアだけでなく、最近では中東が世界のゴルフ界を動かしていると言っても過言ではないのだ。今年に入り、2か月で8試合の国際試合を開催している中東エリア。
ゴルフのグローバル化が進んでいる今、最もホットなゴルフスポットと言えるだろう。

サウジアラビア・UAE・カタール・オマーンでわずか2か月の間に、国際試合8試合を開催!

©Eiko Oizumi

紅海に面した、非常に美しいロイヤルグリーンズゴルフ&CC(サウジアラビア)は、ジェッダから北に車で約1時間半の、キングアブドラ・エコノミックシティに位置している。

2023年1~2月に中東で開催された試合

ヒーローカップ(DPワールドツアー)

©Getty Images

優勝:欧州大陸チーム

アブダビHSBC選手権(DPワールドツアー)

優勝:ビクトル・ペレス

ヒーロー・ドバイ デザートクラシック(DPワールドツアー)

©Getty Images

優勝:ローリー・マキロイ

ラス・アル・カイマ選手権(DPワールドツアー)

優勝:ダニエル・ギャビンズ

サウジ・インターナショナル(アジアンツアー)

©Asian Tour

優勝:エイブラハム・アンサー

インターナショナルシリーズ・オマーン(アジアンツアー)

©Asian Tour

優勝:金谷拓実

インターナショナルシリーズ・カタール(アジアンツアー)

©Asian Tour

優勝:アンディ・オグレトリー

アラムコ・サウジレディース・インターナショナル(欧州女子ツアー)

©Golf Saudi

優勝:リディア・コー

ツアーの冠スポンサーを務める資金力とゴルフ場のポテンシャルの高さ

これまで、アメリカとイギリスが業界をリードし、欧米諸国を中心にビッグイベントが開催されてきたゴルフ界。
だが近年では、ゴルフのグローバル化が進み、世界のさまざまな場所で、世界有数のコースデザイナーによるクオリティの高いゴルフ場が誕生(今号の「世界のゴルフ旅・ドバイ特集」をご参照ください)。
各国のゴルフ協会もジュニアの育成に力を入れ、アジア、オセアニア、そして現在は中東から世界の舞台に立つゴルファーも生まれている。

今年に入り、1~2月のゴルフイベントのカレンダーを見てみると、アラブ首長国連邦(以下UAE)で4試合、サウジアラビアで2試合、カタール、オマーンで1試合ずつ、賞金額の高い試合が開催されている。
それだけではない。
DPワールドツアー(欧州ツアー)は、DPワールド(ドバイを拠点にした港湾管理会社)が冠スポンサーを務め、ここのところ世間を騒がせているLIVゴルフは、サウジアラビアの政府系ファンド(PIF)を資金源に台頭している新興リーグだ。
また、コロナの影響で約2年間、試合を開催できなかったアジアンツアーで年間10試合、高額賞金のインターナショナルシリーズを開催できているのも、サウジのPIFの資金提供のおかげである。

このように世界のゴルフ界を経済的にバックアップし、ポテンシャルの高いコースを試合会場として提供している中東エリアは、歴史は浅いが、現在最もホットなゴルフスポットの一つだ。
中東なくして、世界のゴルフを語るべからず、と言っても過言ではないほど、世界のゴルフ界を左右している中東諸国。
今回はアラビア半島の大部分を占めるサウジアラビアのゴルフをレポートする。

Text & Photo/Eiko Oizumi  
Photo/Asian Tour

関連する記事