ジョン・ラームがLIVゴルフに電撃移籍
契約金は700億円以上か？！
世界のゴルフ界に激震！
ジョン・ラームLIVへ
移籍発表前から噂は蔓延していたが、ジョン・ラームが昨年の12月初旬にLIVゴルフに電撃移籍した。
契約移籍金は明らかにはされていないが、700億円とも言われている（詳しくは本誌「LIVゴルフニュース」参照）。
発表前、欧米のいくつかのメディアは、ラームがグレッグ・ノーマンが運営するサウジの新興リーグ「ＬＩＶゴルフ」と交渉に入っている、と書き立てていた。
世界ランク3位のジョン・ラームは、2022年初頭にＬＩＶゴルフが発足して以来、ローリー・マキロイがこれに強く反対していた一方で、公然と非難することはせず、唯一批判するとすれば、LIVゴルフのフォーマットに関するものだった。
PGAツアー、DPワールドツアー、LIVゴルフを新たな営利団体に統合する「枠組み合意」が2023年6月に発表された際、ラームはPGAツアーのコミッショナー、ジェイ・モナハン氏を批判。
「発表の2分前、ＰＧＡツアーの誰かが私に連絡し、全てを教えてくれた。冗談だと思った。これは最初からすべきだったことだ」と述べ、ツアーがゴルフ界の分裂を作り出し、それから再び結束しようと決めたことを非難したのだ。
情報の信頼性が高いことで知られる「フラッシング・イット・ゴルフ（Flushing It Golf）」のＳＮＳアカウントは、ラームがLIVに参加するための「最後の交渉」を行なっていると投稿。
遅れの原因は金銭的な条件についてではなく、リーグのフォーマット変更についてであることを報じていた。
ラームは、彼自身の新チームのキャプテンになるという話も出ており、2月のマヤコバ（メキシコ）での初戦から出場する予定となっている。
「女子アマ・ラテンアメリカ」優勝のエラ・アナコナが、3大メジャーに挑戦
若きアルゼンチンの女子アマが故郷で優勝
アルゼンチン、バルバドス、ボリビア、ブラジル、チリ、コロンビア、エクアドル、ケイマン諸島、メキシコ、パナマ、パラグアイ、ペルー、ウルグアイ、ベネズエラの14か国出身の60人の優れた女子アマチュアゴルファーが、11月15日～18日の４日間、72ホールで行なわれた「女子アマ・ラテンアメリカ」に出場した。
この大会は、R&Aとアニカファンデーション（アニカ・ソレンスタムの財団）が主催し、優勝者には女子ゴルフの5大メジャーのうち、3大会への出場権が与えられるもの。
メジャー3大会とは、「アムンディ・エビアン選手権」、「AIG女子オープン（全英女子オープン）」、そして「シェブロン選手権」である。
大会はアルゼンチン・ブエノスアイレスのピラールゴルフで開催された。
優勝したのは、地元アルゼンチン出身のエラ・ベレン・アナコナ。
彼女は世界女子アマ・ゴルフランキングでもともと443位にランクされていた選手だ（現在287位まで浮上）。
2016年に初めて開催されて以来の、ベストスコアを記録。優勝スコアは273ストローク、通算15アンダーだった。
「嬉しい。まだ、実感が湧いていませんが、来年は3つのメジャーに出場することになりました。そのうちの1つがセントアンドリュースで行なわれるＡＩＧウィメンズオープン（全英女子オープン）だなんて最高ですね」とエラは語った。
PGAツアー・アメリカズが日程を発表
PGAツアーは、2024年PGAツアー・アメリカズの日程を発表した。
今シーズンは3月に始まり、9月の「フォーティネットカップ選手権」で終了する予定。
8か国で16試合が行なわれる。
PGAツアー・アメリカズは、PGAツアー・ラテンアメリカとPGAツアー・カナダの合併により、1つのツアーとして成立。 2024年のPGAツアー・アメリカズシーズンは、3月21日～24日までメキシコ・トゥルムのPGA・リビエラマヤで開催される「ブパ選手権」で開幕する。
この試合は、以前はPGAツアー・ラテンアメリカの最終戦として行なわれていたが、今シーズンは開幕戦となる。
ラテンアメリカスイングと北米スイングの間には4週間のオフがあるが、PGAツアー・アメリカズは北米で予選トーナメントを6試合開催し、選手たちがシーズン後半の10試合への出場権を獲得する機会を提供。
この時期に、PGAツアー・ユニバーシティ2024ランキングで6位～25位で終了した選手は、北米スイングへの出場権を獲得。
トーナメントの出場者数は１４４人から156人にまで増加する。
そして、最終的には「フォーティネットカップ選手権」で戦う機会を得ることになっている。
Text/Isabel Trillo Amores
イサベル・トリロ・アモーレス（スペイン）
PGA・オブ・スペインのコミュニケーションディレクター。80年代後半からゴルフ取材を始め、その数は世界250試合以上。ゴルフのラジオ番組も手がける。
