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「LIVゴルフイベント」でメジャー並みの準備
用意周到に優勝したシュワーツェル

Text & Photo/Eiko Oizumi

第1回LIVゴルフインビテーショナル・ロンドンで優勝したシャール・シュワーツェル(左)とLIVゴルフ・インベストメンツCEOで今大会のホストのグレッグ・ノーマン。

ロンドン郊外のセンチュリオンクラブで、サウジの新リーグ「LIVゴルフインビテーショナル(3日間大会)」の第1戦が開催され、南アの「マスターズ」チャンピオン、シャール・シュワーツェルが第1回目の優勝者に。個人戦での優勝賞金、約5億円と団体戦での優勝賞金を合わせ、約6億4000万円を獲得した。

「本当にまた勝ちたかった。ここ数年、本当に一生懸命練習してきて、いいゴルフの兆候もあったが、優勝争いに加わることができないでいた。今日も11番までは本当にいいゴルフをしていたが、12番でダブルボギー。その後は我慢のゴルフだった」

 37歳のシュワーツェルが最後に優勝したのは、2016年に欧州ツアーの「ツワネオープン」と、6年ぶりのこと。今季のPGAツアーでは、「マスターズ」までの9戦で7回、予選落ちをしているが、「マスターズ」では10位に入り、その後、「AT&Tバイロン・ネルソン」で8位、と復活の兆しは見せていた。

「疲れたよ。ここには先週の土曜日に来て、ブランデン(グレース)と一緒に練習していたんだ。(他のコースでプレーし)、今週は月〜水曜日までプレーしたんだ。だから(3日間競技だけど)1週間まるまるプレーして、相当練習していたんだよ。メジャーに出る準備をするのと同じように今大会の準備もしたんだ。メジャーだと、普通ちょっと早く入って十分準備をするから」

今大会は54ホール(3日間大会)なので、「出遅れると追いつくのが大変。だから3日間、全部いいプレーができないとダメ。そうしないと勝てない」とシュワーツェル。3日間大会だが、彼にとってはかなり長い1週間だったようだ。

今大会は、様々なゴルフイベントの中でも過去に例の類のない、異例ずくめのものだった。3日間大会(54ホール)で、毎日14時15分にショットガンスタート。プレーはストロークプレーで行なわれるが、各プレーヤーは12組のいずれかのチームに属すことになっている。団体戦があり、個人戦の優勝賞金は約5億円、団体戦の優勝賞金は約4億300万円である。

今後、年内にあと7試合の「LIVゴルフインビテーショナル」が行なわれることになっているが、ルイ・ウーストハイゼンがキャプテンの、南ア勢だけで構成された「スティンガーGC」のメンバーは、次回のポートランド大会でもそのまま移行され、シュワーツェル、グレースは決定しているようだ。今回個人戦で2位に入ったヘニー・デュ・プレシスは、ビザの関係で処理しなければならない問題があるようだが、「その処理が終われば再びメンバー入りしてもらう」とウーストハイゼンは記者会見で語っていた。彼自身は個人戦で10位タイだったが、他の3人で1〜3位を独占。再び団体戦で優勝するためにも、引き続き今後の大会で4人とも南ア出身という「チーム南ア」を結成したいと語っている。

左から個人3位のブランデン・グレース、優勝したシャール・シュワーツェル、キャプテンで個人10位タイのルイ・ウーストハイゼン、個人2位のヘニー・デュ・プレシス。この4人は全員南ア出身で、チーム名は「スティンガーGC」。
表彰式は、ステージの上に上がり、オリンピックのように個人の上位3選手がお立ち台の上で表彰された。その後は、「ライダーカップ」や「F1」のようにシャンパンファイトで優勝を祝った。
ロザリンド夫人(左から2番目)と2人の子供に祝福されるシュワーツェル(左)。

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