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「全米プロ」日本人3人全員が、
決勝ラウンドへ進出

Text & Photo/Eiko Oizumi

12番ホールで、ティショットの行方を見る松山。

 海外男子メジャー第2戦「全米プロ」は、ニューヨーク州ロチェスターのオークヒルCCで行なわれ、予選ラウンドが終了。今大会に出場した3人の日本人選手は全員、予選通過を果たした。

 今回の「全米プロ」で11回目の出場を果たした松山英樹は、11回目の予選通過。2ラウンドを終えて、通算3オーバーの35位タイで終了したが、

「ティショットとパッティングがこの状態で、よく3オーバーでまとめられたな、という感じはあるけど、今日の前半の感じだったら、もう少しスコアが伸ばせるかな、という雰囲気も少し出てきたので、よかったかなと思う」

「スイング自体も変えたし、クラブもまた変えてしまったんで、まぁこのまま行こうと思う」

「状態が悪すぎて、予選カットラインのことまでは考える余裕もなかった。出だし、うまく打てたので、ちょっと機嫌よくスタートできた」

と語った。

ホールアウト後にインタビューを受ける比嘉。

 また、星野陸也と比嘉一貴は、ジョン・ラーム、ジャスティン・トーマス、ジョーダン・スピース、フィル・ミケルソンらと並び、通算5オーバーで、ギリギリ予選通過。比嘉一貴は、メジャー挑戦3戦目にして、初の決勝ラウンドに進出した。

「危なかっしいプレーが続いていたが、非常にパッティングに助けられた。初日はすごく感触が良かったけど、今日は難しく考えず、乗ればいい、グリーンを捉えられればいい、というふうにやさしく考えてプレーしようと心がけた。その辺は成長できたかなと思う。ボギーが続いた後で、このままボギーが続いたらどうしようと思ってやってたので、上にいる(松山)先輩を目指そうと切り替えたおかげでチャンスメイクできた」(比嘉)

「上がり3ホール、難しいホールが続くんですけど、3つボギーはこないだろう、と思ってやっていた。最終ホールのボギーが悔しかったですけど、最低限、予選通過できてよかった。シネコックヒルズの全米オープン(2018年)以来の難しさを感じた」(星野)

 2人の順位は59位タイと最下位。明日からは上に登るしかない。

雨の中、14番ホールをプレーする星野。

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