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    フィル・ミケルソン

メジャーでの予選通過を100回達成
フィル・ミケルソン

Text & Photo/Eiko Oizumi
Photo/PGA of America

第3ラウンドの大雨の中、ラフからウッドでショットするフィル・ミケルソン。通算10オーバーの67位に。

 現在、52歳で「全米プロ」を最年長で予選通過したフィル・ミケルソンは、今週、メジャーで100回目の予選通過を果たした。

「ゴルフというゲームでたくさんの素晴らしい経験をしてきたし、長年にわたって素晴らしい機会にもたくさん恵まれてきたことの証だ。こういう大会でプレーできることに、本当に感謝している。それは私がいかに年を取ってきたか、ということでもあるし、私が何年ゴルフをしてきたか、ということでもある。こうしてたくさんのすばらしい試合に出場することができて、そこでいいプレーができたことは、本当に楽しいことだ」

 なお、彼のメジャー100回予選通過記録は、歴代4位。メジャーは1年に4回しかないので、最低限25年はかかる記録だが、彼はこの記録を34年かけて達成している(アマチュア時代も含めて)。ちなみに、予選落ちの回数は19回だ。

 メジャーで100回以上予選通過を果たしている選手は4人おり、1位はジャック・ニクラスで131回、2位はゲーリー・プレーヤーの108回、3位はトム・ワトソンの101回となっている。ニクラスの記録を破るには、最低でも8年はかかるが、その頃彼は、60歳。ベルンハルト・ランガーは60代になってもまだ、米シニアツアー(PGAツアーチャンピオンズ)で優勝できるだけの体力と技術を持ち合わせているが、彼のように長く健康に活躍できれば、ミケルソンがニクラスの記録を塗り替えることは十分可能だ。

大学時代の体重に減量し、体力の回復や増進を図るミケルソン。

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