• 国境や人種を超えたスポーツの力とゴルフの愉しさをすべての人に。
  1. ホーム >
  2. トーナメントレポート >
  3. 最終日には65をマークして、「上ブレ」。
    収穫の多い1...

最終日には65をマークして、「上ブレ」。
収穫の多い1週間を送った石川遼

Text & Photo/Eiko Oizumi

3日目を終えて、首位と8打差の41位タイにつけていた石川遼。最終日に7つスコアを伸ばし、通算14アンダーの11位タイまで浮上した。

  「シンハンドンヘオープン」3日目を終えて、首位のコ・グンテク、R・T・リーの15アンダーに、8打ビハインド(7アンダー)だった、41位タイの石川遼。最終日は9バーディ、2ボギーの65で回り、通算14アンダーでホールアウト。10番スタートの裏街道で回り、一気に11位タイまで浮上した。

 「特にアイアンショットが良かった」と言う石川は、スタートホールから2打目をピン側につけてイージーバーディ。しかし、「やっていることは何も変わらない。ブレは毎日あると思うけど、良かった時のブレが今日はきた。“上ブレ”ですね」と語った。ショット、アプローチ、パッティングという技術的なことよりも、それらをスコアにつなげるための「流れ」や「ゲーム運び」の面で、コントロールができたようだ。

「本当に今週は収穫があった。今日も前半で4つスコアを伸ばし、途中でボギーを打ってと、ずっといい流れではなかったけど、全体の流れとか、少しずつ自分のゲーム運びがよくなっている。流れの切り方、つかみ方が大事だが、今日は今週で初めてできたかな、という感じ」

 日本ツアーはいよいよビッグイベントが目白押しの秋の陣を迎えるが、今季はトップ5入りが3回あるものの、未勝利。賞金ランキングは11位だ。昨年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来の通算19勝目を目指す。

現在、賞金ランキング11位で、日本開催のPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」の出場圏外にいる石川(左)。大会前週の「日本オープン」までのJGTO賞金ランキング上位8名が出場できる。

関連する記事