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復帰第2戦目の「LIVゴルフ韓国」で
7位タイに入り、個人戦ランク36位に浮上した
香妻陣一朗

Text & Photo/Eiko Oizumi

最終日を4バーディ、2ボギーの70で回った香妻陣一朗。

  腰痛で開幕戦から5戦を欠場していた香妻陣一朗が、復帰第2戦の「LIVゴルフ韓国」で通算8アンダーの7位タイでホールアウトし、個人戦ランキングで36位に浮上した。

 なお、ランキングで24位以上は「ロックゾーン」と呼ばれ、来季のシード権が確定。香妻の位置する25位〜48位までの「オープンゾーン」は、これまで属していたチームと再契約するか、他のチームに所属するなどチームとの契約が決まれば、来季のシードが付与される。しかしどこのチームからも契約の希望がなければ、シード権を獲得することはできない、という不安定なポジションでもある。

 腰痛に煩わされることもなく試合を終えた香妻は、

「余力があってのこのスコアで終われた。復帰2戦目としてはいいフィニッシュだった。パッティングのフィーリングがもう少し戻れば、いいプレーができるんじゃないかと思う」と語った。

 1位のブライソン・デシャンボーとは7打差で最終日を迎えた香妻は、3番、7番でバーディを奪い、一時は5位タイまで浮上。「今日は3日間の中でも、一番ショットが良くなかった」というが、それでも随所にナイスショットも見られ、持ち前のパッティングのうまさも光った。自身も「もうちょっと上を目指すこともできたので、最後のホールはバーディを狙いにいったがボギーに終わり、もったいなかった。初戦で1ポイントを稼いでいたので、気持ちはラクだったが、今週もその流れでいけてよかった」とかなり手応えを感じている様子だった。

 昨年の「アデレード大会」で9位に入ったが、今回はその成績を上回る順位でホールアウト。来季のシード権を獲得するためには、24位以内に入る必要があるが、この調子で後半戦の6戦を戦い抜けば、自ずと来季のシード権も見えてくる。

 そして次は、日本開催のアジアンツアー「インターナショナルシリーズ日本」の出場を控えている香妻。復帰後いきなりの3週連続出場となるが、「せっかくインターナショナルシリーズを日本でやるので、次週まで力を振り絞り、そのあとは休みを取る。体のケアをしっかりと行ないながら、今後はポイントを取っていくことが大事なんで、次もポイントを取れるように頑張りたい」と、今後の抱負を語った。

LIVゴルフの次戦は、6月6日〜8日に米国ワシントンDCで行なわれる「DC大会」だ。

最終日は、「マスターズ」チャンピオンのババ・ワトソン(右)とトーマス・ピータースとプレーした香妻。
コーチの森守洋氏(左)と父の尚樹さん(右)も、香妻の試合を見守った。

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