Text & Photo/Eiko Oizumi

2017年、今年と同じクエイルホロークラブで開催された「全米プロ」で、惜しくも優勝を逃した松山英樹。最終日、10番ホールでバーディを奪い、トップに立っていたが、その後11〜13番で連続ボギーを叩き、後退。14〜15番で連続バーディを獲ったものの、グリーンマイルと呼ばれる16〜18番の難ホールで2つスコアを落として、ジャスティン・トーマスの優勝に終わった。トーマスと3打差の5位タイに終わった松山は、ホールアウト後のテレビのインタビューで悔しさのあまり号泣したシーンが今でも鮮明に思い起こされる。
あれから8年後の今年、再びクエイルホローに「全米プロ」が帰ってきた。初日の松山は、3バーディ、4ボギーの通算1オーバーで、60位タイで終了。前半は2ホールでバーディを奪い、「前半は悪くなかったんですけどね」と振り返ったが、思うようにパーセーブができず苦しんだ。後半はグリーンマイルの16番、17番で連続ボギーを叩き、「普通にパーセーブできる状況からボギーにしてしまった。上がり3ホールはもったいなかった」と悔やんだ松山。「明日は取りこぼしのないようにプレーしたい」と語った。
