Text & Photo/Eiko Oizumi

初日の前半のラウンドを終えて、1ダブルボギー、2ボギーの40で折り返した松山英樹は、11番ホールで再びボギーを叩くも、12番でこの日初めてのバーディを奪取。その後はパーを拾い続け、17番でバーディをとり、通算3オーバーでホールアウト。97位タイで初日を終えた。
「なんか後半はフェアウェイに行きましたね。たまたまうまくいったって感じで、フェアウェイにいけばチャンスも増えるかなって感じですけど」
序盤は、ティーショットを左のラフに入れることが多く、この日のフェアウェイキープ率は36%で156人中、114位。ただし、バック9では7ホール中、5ホールでフェアウェイをキープし、72%と確率を上げた。また、通常はアイアンショットの精度に定評がある松山だが、この日のパーオン率も44%で133位と低迷。しかし、バック9ではボギーの数よりもバーディの数が上回り、尻上がりに調子を上げた。
「そこまで明るい材料ではないが、しっかり準備して頑張りたい」と語った。
今年で11回目の出場を数える松山だが、過去、予選落ちは3回で、「全英オープン」デビューイヤーの2006年の6位タイが最高位となっている。今年は「全米プロ」で初めて予選落ちするなど、思うような成績が残せていないが、今年最後のメジャーで無事予選通過を果たし、上位を目指せるかに期待がかかる。
