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DPワールドツアーのセッティングに
「ショットのミスに対しては厳しい」
             石川 遼

Text/Eiko Oizumi
Photo/Yoshitaka Watanabe

1アンダーの69位タイでホールアウトした石川遼。

 練習日の記者会見で、「トップは7アンダーくらい」と予測していた石川遼。初日を終えて1アンダー、69位タイに終わった。

「僕は厳しめのピンポジションを予想していて、フロントエッジから3ヤードのところにどれくらいの回数、切ってくるかな、と明日のピンポジションを見るのが楽しみ。日本のゴルフ場で、海外のセッティングをやるときに、ゴルフ場がどういったカップ位置を切っていくのか興味深い」と語っていたが、その読み通り、かなりグリーンの端、ギリギリの場所に切ってくるパターンもあったようだ。

 そして、スコアの面でもキム・ヨンスとアンディ・サリバンが、石川の予測通り、7アンダーで首位タイに並んでいるが、石川の目標スコアだった3〜4アンダーにはわずかに届かなかった。

「ティショットがちょっと安定しなかったけど、なんとか頑張れたかな、と思う。パー5を上手にプレーできず、幅に収まっていなかったし、林にも入れた。メンタル面では、一時2オーバーまで行ってしまったことを考えると、そこからは100点だったし、良かったと思う」

とラウンドを振り返った。

 普段のJGTOのセッティングとDPワールドツアーのセッティングを比較すると、DPワールドツアーの方がもう少し細かく繊細に攻めなければいけない分、難しいという。ただ、それでスコアがどのくらい変わるかと言われれば、さほどは変わらないだろうと考えている。

「細かい差は感じますが、傾斜に切ってあるところはなかったし、カップ周りの傾斜は弱めだと思った。それよりもショットのミスに対して厳しい。ショットの状態が、そのまま出るカップ位置だと思った」

 首位とは6打差。65位タイまでの選手が予選通過を果たすが、石川は現在69位と予選カットライン上にいる。「アイアンのコントロールに比べて、ドライバーショットがまだまだ」というが、明日のラウンドではドライバーを立て直し、まずは予選通過を目指したい。

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