「得意じゃないコースでもショットは安定」
パッティングに課題を残した松山英樹
ソニーオープン19位タイ
2021年1月17日
Text & Photo/Eiko Oizumi
日本人選手6名が出場した今年の「ソニーオープン・イン・ハワイ」。最終結果は、PGAツアーメンバーの松山英樹（19位タイ・15アンダー)と小平智（56位タイ・9アンダー）が予選通過した他、PGAツアー初参戦の木下稜介が予選通過を果たし、67位（6アンダー）となった。なお、石川 遼、金谷拓実、香妻陣一朗は予選落ちを喫した。
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松山英樹（4日目・19位タイ）
「パターがまったく入らなかった。ドライバーは良くなってきてるんじゃないかな、と思うが、パッティングが入らないと優勝争いには絡めない。優勝のチャンスもない。このコース、あまり得意ではないけど、ティショットもフェアウェイキープも今までで一番できたと思うし、グリーンヒットも今までで一番できたと思うので、そこは進歩してるんじゃないかと思う。ショットがここまで安定してくれたのは嬉しかったし、パッティングが入らなかったけど、2日目の後半、久しぶりに入ったことをプラスに考えて、その感覚を思い出しながら（来週）１週間調整できればいい」
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小平智（4日目・56位タイ）
「このコースでパターが入ったことがあまりなかったので、その中でもこのスコアは例年よりも成長したかなと思う。ここの苦手意識もなくなったと感じる。安定したプレーができるようになってきたので、あとはパターでスコアメイクするのが大事。自分の調子自体も上がってきてるし、そんなに大きく崩れることもなくなってきた。あとはパターが入ってくれるだけ。優勝した時に近づいてきた。まずはトップ10入りを目指して優勝争いができれば……」
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木下稜介（4日目・67位タイ）
「PGAツアーのレベルはすごいと感じたし、足りない部分もいろいろ見えたけど、その中でもアイアンショットなどはこっちでもやれるかな、と手応えはあった。これから日本に帰って、ショートゲームの精度をもっと上げればまた帰ってこれるんじゃないかと思う。PGAツアーの壁は高いですけど、超えられないことはないと思うので、挑戦したい。今年は全英オープンもあるし、コースに合わせてウェッジやロングアイアン、クリークなどのクラブも考えないといけない。想像以上に（ワイアラエCCは）硬かったんで、全英オープンはそれ以上にめちゃくちゃ硬いと思う。全英オープンへもウェッジをいっぱい持っていって対応しないと通用しないと感じた」
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石川遼（2日目・予選落ち）
「予選落ちして非常に残念だが、次の試合に向けてやるべきことがはっきりしてきたので、それにフォーカスしてたくさん修正しないと。今後は特にドローボールの精度を上げていきたい。10ヶ月間取り組んでいる中で、過去売っていけなかったようなところにドローボールの出球を出せるようになってきて、今週１球だけでも打てた。試合でもしっかりドローを強めにかけることができたのは収穫。ショートパットを外す確率は下がってきているという感触もある。応援してくれている人も、この結果だけ見ると心配するかな、と思うけど、僕は元気（笑）」
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金谷拓実（2日目・予選落ち）
「本当に残念な結果。ここも２回目だったので、またこうしてミスしてしまうのはちょっと残念。自分では精一杯してるつもりでも出遅れたし、今日もいいプレーをしているつもりでもそんなに上位に行かない。やっぱりレベルの差って言われればそれまでだけど、悔しい。ゲームのように、ずっと最初のステージでやってても仕方がない。メジャーもPGAツアーも経験ばかりしてるんで、次はちゃんと結果を出せるように頑張る」
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香妻陣一朗（2日目・予選落ち）
「なんとなく（米ツアーでも）やれるかな、という感じはあったので。あとはグリーンが全然日本と違う部分があり、考えれば考えるほど難しくなってきていたので、そこさえなんとかなれば……。トップの選手とはまだ大差があると思うが、そうでない選手とはそんなに大差はないのかな、と思った。なんか日本ツアーに最初に出ていた時の気持ちに近い。「スポットで出てダメだった、またいつ出られるかわからない」みたいな。何試合かこなしてきた方が絶対いいと思うのでいきなり１試合ってなるとちょっときつかった」
