「コロナにカツ!!」とはコロナの状況下で試合を開催し
ギャラリーを増やしていくこと
開催日程:2020年10月14日〜16日(3日間競技)
開催会場:ロックヒルGCレイクコース(茨城県)
Text & Photo/Eiko Oizumi
2018年の「ISPSハンダ マッチプレー選手権」以来のJGTOとのコラボトーナメント「ISPS HANDAコロナに喝!! チャリティ・チャレンジトーナメント」が茨城県ロックヒルGCで行われ、JGTO青木功会長も会場を訪れ、表彰式に出席した。
「このような中で試合をやれるということ。コロナの状況下を破っていくこと。カツ(喝・活・勝つ)ということはそういうことだと思います。ゴルフ場は安全な場所だとはよく聞きますが、国の方針もあるし難しい。我々もスポーツ庁や経済産業省などにお願いをして、少しずつは緩和してきているかと思います」
観客を入れてやりたいが、国の方針に従いながらギャラリー数を1000人、2000人……というように徐々に増やせるように「コロナウイルス感染」が終息して欲しいと青木会長。現在、JGTOの主催する試合は「フジサンケイクラシック」のみ。今後の試合も含めると最大5試合と言われている状況だが、ギャラリーもスポンサーも、急には戻ってこれない状況下にありながらもISPSのように試合を開催してくれるスポンサーがいることに対し、「選手たちのモチベーションをあげてくれる。感謝している」と語った。
JGTOにとって、有観客での試合開催の第一歩となった今大会。10月29日〜31日には同じく3日間競技で「ISPS HANDAコロナに喝!! チャリティ・レギュラートーナメント」が福島県五浦庭園CCで有観客で開催される。また今大会ではプロアマ戦も実施。選手、キャディ、関係者はもちろん、メディアやプロアマのアマチュアプレーヤーも全員PCR検査を実施した上で、開催される(費用はISPS持ち)。
コロナを正しく恐れ、正しく対応することで、ゴルフトーナメントも安全に開催することができる。その方法をISPS半田会長はつねに研究し、大会を追うごとにコロナ対策をバージョンアップし続けているが、一方では選手もギャラリーも楽しく参加できるよう、ホスピタリティ精神も忘れない。シニアに続き、男子レギュラーツアーでも、有観客&プロアマありで試合を開催するきっかけとなれば、と願う。