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【ゴルフと私】第7回 ISPSは 2021年もホスピタリティとエンタメ性を高め楽しめる試合開催へ

ISPSは今年も「ホスピタリティ」、「エンタメ性」を高め、選手とファンが一体となって楽しめる試合を開催します!

国際スポーツ振興協会・会長 半田晴久

 

2020年 ISPS HANDAゴルフ イベントのチャンピオンたち

コロナに喝!! シニアトーナメント
鈴木 亨 初見充宣

©ISPS

 

医療従事者応援!! チャリティレディーストーナメント
吉川 桃

©ISPS

 

コロナに喝!! シニアトーナメント
福沢孝秋  柳沢伸祐

©ISPS

 

オーストラリア女子オープン
パク・インビ

©ISPS

 

VICオープン
ミンウー・リー  パク・ヒヨン

©ISPS

 

医療従事者応援
ゴールデン・ミックス・トーナメント!!
幡地隆寛

©ISPS

 

コロナに喝!!
チャリティーレギュラートーナメント
比嘉一貴

©ISPS

 

コロナに喝!!
チャリティー・チャレンジトーナメント
上井邦裕

©ISPS

 

医療従事者応援
ジャンボ尾崎記念チャリティトーナメント
谷原秀人

©ISPS

 

UKチャンピオンシップ(欧州ツアー)
ラスマス・ホイガード

©Getty Images

 

ウェールズオープン(欧州ツアー)
ロメイン・ランガスケ

©Getty Images


ゴルフ界にも大きな影を落とした「コロナ」

「光陰矢の如し」とはよく言ったもので、2020年があっという間に過ぎ、早2021年を迎えました。
今年は延期となった東京オリンピックが開催される年であり、特にゴルフを限りなく愛する私にとって、霞ヶ関CCで行なわれるゴルフ競技がどんな大会になるか、今から楽しみにしています。

それにしても、2020年は「新型コロナウイルス感染症」の蔓延で大変な年でもありました。
ゴルフ界も甚大な被害を被ったのは、私が今更説明するまでもありません。
そして昨年一年間はISPSと私にとって、「コロナウイルス」との戦いに明け暮れた年といっても過言ではありません。

社会は言うに及ばず、ゴルフ界もそのコロナに怯え、委縮する一方でした。
そのため、暗い影に覆われ、人々は意気消沈し、活力は衰える一方。
それは男女プロゴルフツアーにも言えることです。

人気の女子ツアーは、前半戦のほとんどが中止で、途中から開催に踏み切ったものの、すべて無観客。
男子のレギュラーツアーは大半が中止で、かろうじて開催されたわずか6試合は、やはりすべて無観客でした。

「このままでは日本のゴルフ界が駄目になる」……その危機感を覚えた私は、急遽ある決断を下しました。
7月から11月にかけて開催した男女レギュラー(非公式)、シニア(公式)の7大会です。

コロナ対策を講じながら有観客であえて実施した理由

プロゴルフは、パフォーマンスを演じる選手と、それを応援し、楽しみとするファンで成り立っています。
その選手から、職場であり、生き甲斐である試合を奪い、また目の前で、高度な技術やプロのパフォーマンスを楽しみとするギャラリーをシャットアウトすれば、プロスポーツとしての価値はなくなります。
そんな現状を見るに見かねての決断でした。
だから私は「中止」や、「無観客」の運営が当たり前の風潮(常識?)に敢えて逆らい、7大会ではすべてギャラリーを無料で招待し、万全の感染症予防対策を講じました。
そして、7大会のすべてのキャッチフレーズを「コロナに喝!!」と「医療従事者応援チャリティ」としたのです。

コロナに怯え、すべてがネガティブになっている社会に喝を入れ、なおかつそのコロナに打ち勝つ気概をゴルフ界全体で共有したい。
主催者と、選手全員の力で崩壊が危惧されるコロナ医療従事者を応援し、力づけたいという思いもありました。

この試みと挑戦は、成功したといっていいと思います。
コロナ感染者が出た場合の補償についても考慮しながら開催しましたが、幸い感染者はゼロでした。
試合に飢えていた選手や、ファン(ギャラリー)は、大会で一体となり、大いに盛り上がりました。
選手個々にもチャリティの大切さが浸透し、社会の一員としての意識が芽生えたようです。

「コロナウイルスを正しく恐れ対策を講じて安全に実施」

©ISPS

「コロナに怯え、すべてがネガティブになっている社会に喝を入れ、なおかつそのコロナに打ち勝つ気概を、ゴルフ界全体で共有したい」と半田晴久会長。

©ISPS

チャリティーレギュラートーナメントのプロアマ戦で同組で回ったISPS半田会長(中央)とJGTO青木功会長。右はISPSアンバサダーの小貫衣織。

 

「興行」としてのゴルフのあり方

プロスポーツは「エンターテイメント」であり、「興行」でなければならない。
野球やサッカー、ラグビーなどすべてのスポーツは、この2つを全面に出し、それがファンを引きつける最大の魅力となっていますが、日本のプロゴルフについてはその意識や、システムに欠如している部分が見られます。

だから私は、7大会のすべてで、選手、ギャラリー双方に、徹底した「ホスピタリティ」を提供しました。
すでにマスコミで報じられているように、ギャラリーには連日お弁当やその時期に応じての果物、パン、焼き芋、アイスクリーム、おでん、ぜんざいなどを無料食べ放題にし、選手には多種の高級魚を放った「いけす釣り堀」を設営。
また試合ではアマチュアのコンペのように、多種多様の特別賞を設けました。
これで選手、ギャラリーは大いに楽しみ、それがプレーにも影響し、お祭り的な雰囲気をも醸し出しました。
また7大会最後の「ゴールデン・ミックス・トーナメント!!」では表彰式前に、コース内で中国雑技団の演技と、日本のトップダンサーによる「ポールダンス」を披露。
おそらく日本のプロゴルフ史上初めての試みだったことでしょう。
会場にいたギャラリー、選手、マスコミの方々まで、この意表を突く演出に興奮し、楽しんでもらえました。
この場に居合わせた2020年の「日本シニアオープン」優勝者・寺西明選手は、こんな感想を述べてくれました。

「公式戦はともかく、ゴルフという興行で、エンターテイメント性を演出をするのは当然だと思います。プロゴルフ競技は本来〝興行〟。主催者、ファン、選手が一体になって楽しむことが人気を盛り上げる要因となります。今回のケースはその象徴です」

会社経営とプロを両立する寺西選手ならではの識見です。

2021年、ISPSはコロナで困窮する男子レギュラーツアーのために、数試合の公式戦を開催する予定です。
そしてJGTOの公式競技ではありますが、「ホスピタリティ」の強化に努め、元ボクシング世界チャンピオンによる模範試合や、プロレスのイベント、オーケストラによる演奏、クラシックバレーなど、様々なイベントをトーナメント会場で行なうことも考えています。
ゴルフに限らずスポーツイベントは、選手もファンも楽しく開催できるものでなければなりません。
エンターテイメント性を盛り込んで、両者が大いに楽しむことこそ、これからのプロゴルフツアーには必要だと思います。

JGTOとISPS
今後の行方

それと昨年の7大会のうち、JGTOと共催する大会が2試合ありました。
「コロナに喝!!チャリティー・チャレンジトーナメント」と「同チャリティーレギュラートーナメント」です。
ご存知の方もいると思いますが、ISPSはJGTOとの確執もあり、2018年をもって男子レギュラーツアーの「ISPS ハンダ・マッチプレー選手権」を休止しました。
しかし昨年、コロナによるJGTOの困窮で、私も考えを変えました。
苦しむ選手を救うために、何が大切かを考えた末、エキシビショントーナメントという形式で、2大会を実施することにしたのです。

青木功会長とJGTOは、私の申し出に丁重なお礼と、感謝の辞を述べてくれました。
こうした歩み寄りも、コロナが教えてくれたこと。
まさに〝災い転じて福〟です。2021年は、ゴルフ界全体が、福になるよう祈りながら、私は日本のゴルフの発展を願い、昨年にも増して、全力で取り組む覚悟です。

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