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46歳の「日本オープン」チャンピオン
チャレンジツアーで復活V

Text/Eiko Oizumi
Photo/ISPS

ispsチャレンジ_イメージ
アベマツアー「ISPS HANDA ヒーローになれ!チャレンジトーナメント」で優勝した小林正則。

アベマツアー(JGTOの下部ツアー)「ISPS HANDAヒーローになれ!チャレンジトーナメント」が9月21日から静岡県の中伊豆グリーンクラブで開催され、若手に混じり大健闘した46歳の小林正則が優勝。優勝賞金360万円を手にした。

「24歳の時、今から22年前ですが、下部ツアーで賞金王になりましたが、家族やいろんな方々の支えがあって、今もこうして若い選手と一緒に戦えていることに感謝しています。今回は本当にラッキーで、今日はひどい出だしだったんですけど、運が僕に向いてくれたのかな。若い選手は手加減してくれてありがとう」と冗談混じりに優勝スピーチをした。

 3日間競技(54ホール)だが、最終日が荒天候のため中止となり、36ホールに短縮。出だしを連続ボギーでスタートした小林 にとってはラッキーな展開となった。

 小林は2013年、ISPSが主催する欧州ツアーに推薦で出場し、最下位に終わった経緯があるが、その帰国後に出場した「日本オープン」で優勝。ISPS半田晴久会長は、その当時のことを思い起こしながら「今大会でも優勝して、このまま頑張ってシニアデビューしてくれたら……。9年ぶりに勝ってよかった」と語った。

 ISPSがチャレンジツアー(下部ツアー)のスポンサーを務めて、今回で9回目を数えるが、日本男子レギュラーツアー、欧州ツアー、豪州ツアーなどの大会のスポンサーを務めながらも、チャレンジツアーのスポンサーを務めることも重要だ、と半田会長は力説する。

「チャレンジツアーは新人の登竜門であり、ベテランの復活、地域への社会貢献が目的。ここで実績を作り、世界に打ち勝つ人になって欲しいし、若きゴルファーを大いに応援したいと思う。自分の目の前のことに一喜一憂せず、頑張って欲しい。人生もゴルフも天気も思い通りにはならないもの。でも思い通りにならないところが素晴らしいし、楽しい。現実とどう向き合ったときに、実力や根性が試される。どんなことがあってもポジティブに考え、ベストを尽くすことが大事だ」と選手たちにエールを送った。

最終日は大雨の降る中スタートしたが、悪天候のため中止に。36ホール競技に短縮され、2日目で首位に立っていた小林正則が優勝した。
ベストアマチュア賞には、小寺大佑くん(左)と新村駿くん(右)が輝いた。スコアはともにイーブンパーで、35位タイ。

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