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PGAシニアツアー、観客を入れてついに開幕! 「ISPS HANDAコロナに喝!! シニアトーナメント」

Text/Eiko Oizumi

公式戦初!観客を入れて開催されるISPS HANDA コロナに喝!!シニアトーナメントが開幕される。

7月30日(木)、31日(金)の2日間、静岡県の朝霧カントリークラブにて今季初の国内シニアツアーがついに開幕! 

8月21日(金)〜23日(日)にも3日間に渡り、プロゴルファー誕生100周年を記念して、同大会が群馬県の赤城ゴルフ倶楽部にて行われる。

 米PGAツアーやヨーロピアンツアー、国内女子ツアーもまだ無観客でツアーを実施しているが、公式戦としては世界で初めて観客を入れて開催することを決定。主催者ISPS(国際スポーツ振興協会)の半田晴久会長によれば、今回のシニア2試合の実施について

「2007年〜2019年まで13年間で42のシニアトーナメントを開催してきたが、昨年11月の大会時に“ひとまずこれでいったんスポンサードを休むが、シニアツアーがまた10試合を割るような危機になれば、またいつでもスポンサーを務める、とシニアプレーヤーに伝えていた。

今年はコロナの影響で18試合あったシニアの大会が次々に中止に……。それで約束通り、急遽開幕戦を実施することにした」

と語っている。

 ISPSはこれまでシニアツアーの活性化に精力的に取り組み、年間3試合しかなかった試合数を19試合にまで引き上げた。

また、賞金総額1億2000万円とシニアにしては破格の賞金額を提示することで、他のスポンサー大会もそれに追随。シニアツアーの賞金額増額にも大いに貢献したのだった。

そして今年、コロナでツアー運営の危機に立ったシニアツアーをもう一度サポートしたい、と半田会長が立ち上がったのだ。

会場の密を監視する「 ミッツポリス 」

 なお、開催するにあたり、選手にはPCR検査の実施を予定しているが、観客も入れて開催することが決まっており、コロナ対策も万全を期す。

観客にはマスクとフェイスシールドビニール手袋を1万セット無料で配布。会場内のルールとして「コロナ対応・ソーシャル・ディスタンシング・バラバラ観客システム」を導入し、三密を避けるため、小池都知事のお面をつけた“ミッツポリス”が場内を循環する。

“ミッツポリス”とは半田会長が学苑長を務める予備校「みすず学苑」で実施しているもので、「密」の状況を発見したら「密です、密です、密です」と巨大な指差し棒を指すという。

運営スタッフやスコアラー、運営関係者もお面をつけ、指差し棒を持ち場内を循環するが、これは万全な対応をしながらも、あまり深刻になりすぎず、少しでも観戦を楽しんでもらおうという半田会長のアイデアだ。

無料で配布される 「フェイスシールド」と「ビニール手袋」

 またクラブハウス内では除菌スプレーや接触感染対策テープを用意し、次亜塩素酸水の噴霧も徹底して行うという。

 「スポーツを通して、人々を幸せにし、社会をより良く」をスローガンにISPSはゴルフ界だけでなく、サッカー、ボウリング、アーチェリー、ボートと様々なスポーツを支援しているが、コロナ禍の中、逼迫している医療従事者への支援を行うことを目的に、ISPSは急遽4試合を開催決定。

シニア2試合のほか、「ISPS HANDA医療従事者応援!! チャリティレディーストーナメント」(8月3日〜4日・静岡県伊豆大仁CC)「ISPS HANDA医療従事者応援 ジャンボ尾崎 記念チャリティトーナメント」(9月14日〜15日・GOLF5カントリー・オークビレッジ)の2大会を開催し、その賞金の一部を医療従事者への寄付に充てる。

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