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【ゴル経】ゴルフ経済がビジネスのヒント!第18回ゴルフ人口が増えている日本では都内に大型ゴルフ売り場が続々オープン!

©Koji Kitamura

 

ゴルフの経済を知ればビジネスのヒントも見つかる!

今回のテーマは「都内に大型ゴルフ売り場が続々オープン」です。

御徒町から新宿へ……
ゴルフショップの移り変わり

Illustration/Koji Kitamura

コロナ禍以降、ゴルフ場やゴルフ練習場で女性や若い世代を見かけることが多くなってきた。
一般社団法人・日本ゴルフ場経営者協会は、ゴルフ場利用税に基づく2021年度の全国ゴルフ場利用者数を発表したが、2021年度のゴルフ場利用者数は8969万人で、対前年835万人増加。比率にすると10・3%の増加である。
1ゴルフ場当たりの利用者数も、1997年度以来の4万人超えの4万641人となり、前年比10・7%の大幅増。
ゴルフのミニバブルといってよい状況である。

そのような中で、東京都心に大型ゴルフ売り場が続々と登場している。
最もその顕著な例は、新宿だ。一昔前は、御徒町がゴルフの町として名を馳せていたが、それが今や様変わりしてきた。
高島屋新宿店が9階のゴルフ売り場を「Golf Maison(ゴルフ・メゾン)」としてこの春リニューアルし、2500本のクラブを揃えた「有賀園ゴルフ THE CLUB」がオープン。
15のウェアブランドも揃い、ゴルフ用品300㎡、ゴルフウェア700㎡合わせて1000㎡の面積となっている。
関東の百貨店では最大級のゴルフ売り場となった。

スポーツ用品販売大手のアルペンも、新宿東口にグループ最大の旗艦店をオープン。
延べ床面積1万2300㎡、地下2階~8階までの10フロアから成る「Alpen TOKYO」をオープンし、6〜7階に「ゴルフ5フラッグシップストア新宿店」が入っている。
28ブランドのゴルフアパレル、14ブランドのゴルフシューズ、8打席の試打席、試打クラブ2000本、各メーカーの全てのスペックの展示、3000本の品揃えの中古クラブコーナーなどゴルフの全てを揃えている。
また、伊勢丹新宿本店もゴルフ売り場をリニューアルしているのだ。

今まで大型郊外店は、街道沿線にあり、車がないと行けないような場所にあることが多かった。
また、ゴルフ専門店は、女性やゴルフ初心者が入店するのに敷居の高さを感じることも多かったが、今では都心の大型店は、車を持たない若い世代、女性が気楽にアクセスでき、またショッピングのついでに立ち寄れるという利点もある。
百貨店、ショップ側もゴルフ売り場について、需要が拡大していることと、時間を消費できるスペースという意味では、非常に有力なコンテンツと認識している。

Text/Hirato Shimasaki
Illustration/Koji Kitamura

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