• 国境や人種を超えたスポーツの力とゴルフの愉しさをすべての人に。
  1. ホーム >
  2. コラム >
  3. 【LIV GOLF NEWS】LIVゴルフは世界的に受け入れ...

【LIV GOLF NEWS】LIVゴルフは世界的に受け入れられているのか?アデレードで約8万人を動員!

アデレード大会では約8万人の観客を動員!
多数の反対派がいる一方、世界では人気が高まりつつあるLIV

©LIV GOLF

4月下旬に行なわれた「シンガポール大会」で。ブルックス・ケプカのショットを観る観客たち。

©LIV GOLF

豪州アデレードでの会場は、人が溢れかえり、LIV史上最も盛り上がった。

LIVゴルフに対しては今もなお、反対派が多く存在することは確かな一方で、これに賛成する人も増えている。
特に豪州やアジアなど、欧米諸国以外のところでのウケはすこぶるいいようだ。

4月に初めて豪州・アデレードで開催されたLIVゴルフに集まった観客は3日間でなんと7万7076人。
CEOのグレッグ・ノーマンと、2022年「全英オープン」チャンピオンのキャメロン・スミスの母国であり、アデレードでのプロゴルフイベントが少ないということもあるだろうが、かつてないほどの盛り上がりを見せた。
そしてその翌週のシンガポールではどうだったかというと、観客者数が明らかにされなかった。
おそらく、アデレードとの格差があまりにも大きく、その数値を出したくなかったのだろう。
しかし、それでもシンガポール人だけでなく、海外からも大勢の人が駆けつけ、猛暑の中、歓声や拍手を送っていた。
シンガポールは、小さな島国にもかかわらず、男女・プロ・アマ問わず、国際試合が多く開催される国であり、今年もすでに5試合が開催されているため、ゴルフトーナメントの開催が珍しいものではない。
その中で、今大会に集まった観客数は「シンガポールオープン」やDPワールドツアーの試合よりも多かった、と地元のゴルフ関係者は語っていた。

また、日本からやってきた観客にも話を聞くと、「LIVゴルフのことは、あまり日本でも詳しい情報が伝えられていないが、実際観てみたけど、全然悪いものではなかった。誤解されていると思う。日本でもLIVが開催されればいいのに」という人も。
さらにわざわざLIVゴルフの雰囲気を見たくて、日本からボランティアとしてきた人もいた。

6月には、初めてスペイン(バルデラマ)で開催される。
セルヒオ・ガルシアの母国だ。
豪州で8万人近くの観客を集めたなら、さらに熱狂的なお国柄のスペインでは同等の観客数を見込めるかもしれないが、今の時点ではわからない。
ミケルソンは「いったんLIVゴルフを観にくれば、このエネルギーに満ちた、従来とは違うゴルフを楽しめることだろう。(アデレードは)世界中でLIVゴルフのイベントが成功し、ポテンシャルの高さを示しているいい例だ。世界にはLIVゴルフに興味を持ち、その一部になりたいという国やゴルフ場はたくさんある。だから、もっと世界中でLIVゴルフを開催する時期に差しかかっていると思う」と語っている。

Text & Photo/Eiko Oizumi
Photo/LIV GOLF

関連する記事